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は同一のもの、と言えるのではないだろうか。フィン・マックールは叡智を持つ英雄でもある。[[バジ]]は不吉な邪視の持ち主とされたが、東アジアでは邪視はあまり流行しなかったようである。布洛陀と[[バジ]]は、名前の子音も類似しているのではないだろうか。そして、布洛陀の性質は、古い時代には、自然現象になぞらえられるような超人的な英雄だったものが、次第に魔術師や預言者のような性質が際立つようになり、軍事的な英雄から巫術的な文化英雄へと変化していったことが分かる。
また、布洛陀の伝承の特徴は「天の神々」との対立である。天の神々が「人を食べたり」、あるいは葬祭として食人を人にも求めていたりしたことが「雷神と蛙」からうかがえる。また、布洛陀の伝承の特徴は「天の神々」との対立である。天の神々が「人を食べたり」、あるいは葬祭として食人を人にも求めていたりしたことが「雷神と蛙」からうかがえる。おそらく、食人、そして祭に伴う食人には人身御供がつきものなので、[[チワン族]]の外部に、これらを求める支配的な強い部族や氏族集団があり、[[チワン族]]の先祖に葛藤が生じた歴史があるのではないだろうか。「支配的な強い部族」を「天の神」になぞらえ、自らの神である布洛陀を「地の神」に例えたものと思われる。五行では[[黄帝]]の属性は「地」である。またこれは、日本神話の「国津神」の思想に似る。
== 参考文献 ==

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