エジプトの神官たちはアペプと戦うための詳細なガイドを持っており、それは『アペプ打倒の書』(ギリシャ語ではアポフィスの書)と呼ばれていた<ref>Chapters 3-5 of I. Kousoulis, Panagiotis (1999). [https://livrepository.liverpool.ac.uk/3174997/ Magic and religion as a performative theological unity : the apotropaic 'Ritual of Overthrowing Apophis]' (phd thesis). University of Liverpool.</ref>。各章では、不名誉、切断、処分の段階的な過程が説明されており、その中には次のような内容が含まれていた。
* アペプに唾を吐く#アペップに唾を吐く * 左足でアペプを汚す * 槍でアペプを倒す 足かせアペップ ナイフを手にアペップを倒す* 足かせアペプに足かせをする アペップに火をつける* ナイフを手にアペプを倒す* アペプに火をつける
このガイドには、ラーの勝利の物語に加えて、蛇の蝋人形や小さな絵を作る指示が書かれていた。その蝋人形に唾をかけ、切り刻み、燃やしながら、ラーがアペプを殺すのに役立つ呪文を唱えるのだった。アペプの像でさえ悪魔に力を与える恐れがあるため、どんな描写にも必ず、怪物を鎮圧する別の神が描かれていた。
アペプは冥界に住んでいると考えられていたため、魂を食らう神とみなされることもあった。死者も保護を必要としていたため、アペプを滅ぼす呪文をかけて埋葬されることもあった。『死者の書』には、ラーがアペプと呼ばれる混沌の蛇を倒した場面があまり描かれていない。 『死者の書』の呪文7と39だけがそのように説明できる。アペプは冥界に住んでいると考えられていたため、魂を食らう神とみなされることもあった。死者も保護を必要としていたため、アペプを滅ぼす呪文をかけて埋葬されることもあった。『死者の書』には、ラーがアペプと呼ばれる混沌の蛇を倒した場面があまり描かれていない。『死者の書』の呪文7と39だけがそのように説明できる<ref> JFBorghouts,『死者の書』[ 14 39]ギャラリー: 叫びから構造へ(Studien zum Altaegyptischen Totenbuch 10, ヴィースバーデン, 2007)</ref>。
== 参考文献 ==