ヤオ族は遺伝子Y染色体ハプログループO系統が83.6%『O1a(M119)=13.1%、O1b1a1(PK4)=8.2%、O1b2(M176)=1.6%、O2a1*(KL1)=8.2%、O2a1b(IMS-JST002611)=18.0%、O2a2a1a2(M7)=16.4%、O2a2b1a1(M117)=6.6%、O2a2b1a2(F444)=6.6%、O2a2b2(F3223)=1.6%、O2b(F742)=3.3%』の非常に高頻度で観察される他にC2b(F1067)=4.9%、D1a1a(M15)=1.6%、N(M231)=3.3%、Q*(M242)=1.6%、Q1a1a1(M120)=4.9%で構成されており遺伝子の多様性からも他の民族を吸収し現在の分布に至ったと考えられる。
* O1** O1a 中国東南部、台湾島(とりわけ'''台湾原住民''')、海域東南アジア(フィリピン、マレーシア、インドネシア、シンガポール等)で多く、アドミラルティ諸島や[[マジュロ]]などでも10~30%程見られる。オーストロネシア語族と関連。インドシナ半島、中国のその他の地域、'''韓国'''、'''日本'''、北アジア、中央アジアでも低い頻度に見られる** O2 中国大陸、朝鮮半島、台湾島、漢民族、'''朝鮮民族'''、タイ人、ビルマ族、'''ヤオ族'''、シェ族、キン族に多い。'''日本人'''にも15%~20%程見られる。シナ・チベット語族、ミャオ・ヤオ語族と関連。石川県金沢市観法寺町にある岩出横穴墓から出土した古墳人一体の遺骨に見られたハプログループO2a2b1a1a1a4a1-CTS5308は東アジア全体で比較的多く見られるO-M117のサブクレードではあるが、O-CTS5308は特にチベット人に多く見られるタイプである。
== 参考文献 ==