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414 バイト追加 、 2024年11月1日 (金)
は、もしかしたら「父子」ではなくても良く、エトルリア式の「二主神制」が導入できればそれで良かったのではないだろうか。ただ、神々の関係をギリシア神話に寄せて構成したかったので、サートゥルヌスはユーピテルの父とされたのかもしれない、と思う。
「同じ名前で違う神」群を挙げてみる。彼の子音は「V+T+M(N)」だ。それはオーディン(北欧神話)、ウルスラグナ(イラン神話)、ヴァハグン(Vahagn、アルメニア神話)、ヴィシャップ(アルメニア神話)、ワステュルジ(カフカス・オセット族)、ヴァーユ(インド神話)、ヴァーユ・ヴァータ(Vayu」だ。それはオーディン(北欧神話)、ロキ・ロドゥル(Lóðurr)・ロプト(Lopt )(北欧神話)<ref>世界の神話百科、p507、アーサー・コットレル、原書房、1999</ref><ref>[https://www-tumblr-com.translate.goog/aboutnorsemythology/183478409041/some-references-and-thoughts-about-l%C3%B3%C3%B0urr-or-lopt?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc Some references and thoughts about Lóðurr or Lopt]</ref>、ウルスラグナ(イラン神話)、ヴァハグン(Vahagn、アルメニア神話)、ヴィシャップ(アルメニア神話)、ワステュルジ(カフカス・オセット族)、ヴァーユ(インド神話)、ヴァーユ・ヴァータ(Vayu-Vata、イラン神話)、ヴリトラ(インド神話)、プリティヴィー(Pṛthivī、インド神話)、ピトリ(pitṛ、インド神話、ディヤウスと対になる「父」という言葉)、プリトゥ(Prithu、インド神話、プリティヴィーから名を取った王、プリティヴィーを追い回し、彼女を殺して穀物や乳を得ようとした。父の名をヴェーナ(Vena)という。)、ヴリトラハン(インドラの別名)、ヴァジュラ(インド神話)、ヴォーロスとヴェーレス(スラヴ神話)など。
とりあえず、「V+T+M(N)」と「V+T」の群を挙げてみる。これらの神々には共通点が多いように感じるからだ。ヴァーユはインド神話の「風の神」であり、日本には仏教と共に入ってきて「風神」とされる。彼には「叡智の神」としての側面があったと思われ、それが息子神のハヌマーンとして分離している。ヴァータはイラン神話の風の神である。ヴァーユは雷神インドラと密接に関連しており、その車には御者としてインドラ神も乗ることがあるという<ref>神の文化史事典p100</ref><ref>インド神話伝説辞典p66</ref>ヴリトラは「巨大な蛇の怪物」と言われ、水をせき止めて干ばつを起こしたため、インドラの持つ金剛杵(ヴァジュラ、雷を落とす杖)で退治される。インドラは「ヴリトラを倒した者」という意味で「ヴリトラハン」と名乗るようになったとのことだ。

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