ただし、後には北斗信仰の中には「北斗のひしゃく」である北斗七星が、「地上に水をもたらす」という考え方も発生したように思うので、技術を重んじるような現代的な合理的な考え方から見れば、これはかなりつじつまが合わない突飛な考えのようにも見える。水とは、湖や川や雲からもたらされるものではないだろうか。古代の人々にとって、何故雲が発生するのか科学的に理解できなくても、現象は理解できたはずだ。
=== なぜ蛙が登場するのか ===特に、'''「蛙が蛇に置き換えられた」となぜ断言できるのか'''、まずそれを書きたい。「蛙が蛇に置き換えられた」とすると、ニンギジッタはすでに蛇神の姿で表されているので、起源前3500年ごろよりも前に置き換えは完了していたと思われる。しかし、これが悪神に置き換えられるまでにはタイムラグがあったのではないだろうか。