== 分布 ==
ヨーロッパや北アフリカ、中近東に分布する。繁殖地は主にヨーロッパと中央アジア。特にポーランドは他を圧倒する世界最大の繁殖地で、2004年の調査で確認された全世界約23万のペアのうち約4分の1に当たる52500ペアがポーランド国内で繁殖<ref>https://bergenhusen.nabu.de/zensus/zensus2006/worldpopulation.pdf, Preliminary results of the VI.International White StorkCensus 2004/05, Naturschutzbund Deutschland, 2020-01-11, https://web.archive.org/web/20070930032358/https://bergenhusen.nabu.de/zensus/zensus2006/worldpopulation.pdf, 2007-09-30</ref>、夏のポーランド湖水地方の田舎は木々も家々の[[煙突]]も[[電柱]]も、あらゆる高い場所がコウノトリの巣だらけになる。、夏のポーランド湖水地方の田舎は木々も家々の煙突も電柱も、あらゆる高い場所がコウノトリの巣だらけになる。
== 分類 ==
以前は本種およびその亜種''C. c. boyciana''(旧コウノトリの基亜種''C. c. ciconia''と亜種''C. c. boyciana''の間に亜種間雑種ができるため、亜種とする説もあった。)の和名が、[[コウノトリ]]とされていた<ref>[[小宮輝之]] 「コウノトリ科の分類<!-- コウノトリ''Ciconia ciconia'' -->」『世界の動物 分類と飼育8 (コウノトリ目・フラミンゴ目)』黒田長久・森岡弘之監修、東京動物園協会、1985年、48 - 58<!-- 55 -->頁。</ref>。DNA交雑法では別種''C. boyciana''とされた<ref>竹下信雄 「コウノトリ<!-- ''C. boyciana'' -->」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、[[講談社]]、2000年、180 ユーラシア、北アメリカ』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社、2000年、180 - 181頁。</ref><!-- シュバシコウは旧コウノトリの基亜種''C. c. ciconia''の和名だが、学名は併記されていないものの本種にあたる種をヨーロッパコウノトリと記述している文献が複数ある(別名でシュバシコウと記述している文献もあり)としている -->。
以下の亜種の分類は、IOC World Bird List (v11.1)に従う<ref name="ioc" />。
「わが国でも一昔前まではよく読まれてい(た)」[[ヴィルヘルム・ハウフ]]の著名なメルヘン集『隊商』(''Die Karawane'')中の一つ「こうのとりのカリフの物語」(''Die Geschichte von Kalif Storch'')は、[[バグダッド]]の[[カリフ]]、ハシッド(Kalif Chasid)とその大ワジール、マンソール(Großwesir Mansor)がコウノトリに変身する愉快な話である<ref>ヴィルヘルム・ハウフ『魔法物語』(種村季弘訳)[[河出書房新社]]1993。</ref>。
== 関連項目 ==
* [[鸛]]
== 参照 ==
{{Animal-stub}}
{{DEFAULTSORT:しゆはしこう}}
[[Category:コウノトリ科鳥]][[Category:東欧神話]]