もっとヨーロッパに近い起源としては、名前からメソポタミア神話のティアマトの最初の子音「T」が外れたもの、ヒッタイト神話の[[マリヤ]]、ギリシア神話の[[メーデイア]]が上げられるように思う。
古い順にいえば、ティアマトのように「TNT」古い順にいえば、ティアマトのように「TNT」の子音の女神はカルタゴのタニトのように「幼児供犠」を求めた可能性があるように思う。その性質は(自らの子ではあるが)子供を連れ去るメリュジーヌの姿に残されているように思う。蛇を思わせる人型ではない女神である点もティアマトと類似しているように思う。このように「幼児」に対して残虐な性質は、弟をバラバラにして殺すギリシア神話の[[メーデイア]]にもみられる。ティアマトは「神々の母」であり、おそらく「王権者の祖神」的な地位も占めていたと思われるので、その性質が「ヨーロッパの名歌の先祖」としてのメリュジーヌに投影されているように思う。 ヒッタイト神話の[[マリヤ]]は建築の女神でもあり、その点は城を建てたりするメリュジーヌの性質と共通しているように思う。
[[嫦娥]]の夫の[[羿]]は「父」ともいえる帝夋の不興を買っており「同族」や「仲間同士」の間での不和があることが示されている。[[羿]]は「弓の名手」とされ、[[黄帝]]の要素が投影された存在である。([[黄帝]]は兄弟である[[炎帝神農|炎帝]]と争いを生じている、と言われている。実際に[[炎帝神農|炎帝]]と[[黄帝]]が兄弟であったか否かは別として、[[羿]]と[[黄帝]]は同族同士の争いを示唆する存在とえる。)その[[羿]]に異母兄と争った[[啓]]の要素が加えられて、メリュジーヌの夫レイモンと[[豊玉毘売]]の夫[[山幸彦と海幸彦|山幸彦]]は作られている。