===== 中国 =====
:; 始めは[[処女]]の如く後は脱兎の如し始めは処女の如く後は脱兎の如し: 出典は『[[孫子 (書物)|孫子]]』九地第11出典は『孫子』九地第11<ref>{{cite wikisource|title=孫子兵法#九地第十一|author=, 孫武|wslanguage=zh}}</ref>「<cite>{{Lang|zh-tw|是故始如處女 敵人開戶 後如脫兔 敵不及}}</cite>」(始めは処女の如く敵人の戸を開かせ、脱兎の如く素早く攻撃せよ、敵は防御も間に合わない)という兵法。脱兎のごとく、とは素早くの意味。
:; 兎角亀毛(とかくきもう)
: 出典は『[[述異記]]』の「出典は『述異記』の「<cite>{{Lang|zh-tw|大亀生毛、而兎生角、是甲兵将興之兆}}</cite>(訳:大亀に毛が生えたり、兎に角が生えたりしたら、それは戦乱が起こる兆しである=意味:通常ならば、亀に毛が生えたり兎に角が生えたりすることはないので、戦争などというものは起こらない)」。『述異記』には、亀は千年生きると毛が生え、五千年で神亀、一万年で霊亀と呼ばれるようになるとも記されている。通常であれば亀は千年も生きないので、「兎角亀毛」は起こりうるはずのないことのたとえに使われる。とはいえ、仮にそのように毛の生えた亀がいるとすればそれは長寿・瑞兆の象徴ということであり、日本でも玄武神亀や鶴亀の瑞祥文様には毛の生えた亀の意匠が用いられる。もともとは仏教用語でもあり、現実にはないのにあると錯覚したり実体のないものを貴ぶことを戒める意として「人間は兎角亀毛のごときものである。」(『毘婆沙論(びばしゃろん)』)などのように用いられ、悟りに至る以前の迷いの現世を表す言葉となっている<ref>{{Cite web|url=http://www.otani.ac.jp/yomu_page/b_yougo/nab3mq0000000qal.html|title=兎角|生活の中の仏教用語|読むページ|accessdate=, 兎角, 生活の中の仏教用語, 読むページ, 2017年10月25日|publisher=[[, 大谷大学]]}}</ref>。
:; 兎起鶻落
: 出典は[[蘇軾]]の『文与可の画きし篔簹谷の偃竹の記』。勢いがあるさま。出典は蘇軾の『文与可の画きし篔簹谷の偃竹の記』。勢いがあるさま。
:; 獅子搏兎
: 出典は[[陸象山]]の『[[象山先生全集]]』。容易なことにも全力で努力する。出典は陸象山の『象山先生全集』。容易なことにも全力で努力する。
:; 狡兎三窟
: 出典は『[[戦国策]]』11巻齊策4齊人有馮諼者<ref>{{cite wikisource|title=戰國策/卷11|author=劉向|wslanguage=zh}}</ref>の「{{Lang|zh-tw|狡兔有三窟 僅得免其死耳}}」。狡賢い者は用心深く難を逃れるのが上手い。