=== 言語 ===
==== 漢字コード ====
{{Wiktionarypar|兎}}{{Wiktionarypar|兔}}兎の[[異体字]]「兔」を表す[[Shift_JIS]]コードは0x995cであり、2バイトめが 0x5c、すなわち1バイト文字における「¥」(「[[円記号]]」あるいは「[[バックスラッシュ]]」)に該当する通称「[[ダメ文字]]」の一つである。1バイト文字0x5cには、しばしば特殊な機能が割り当てられているため、マルチバイト文字が入力されることを想定していない(または想定していても対応に不備がある)プログラムは、マルチバイト文字に含まれている0x5cを誤認識し適切に動作しない可能性がある。兎の異体字「兔」を表すShift_JISコードは0x995cであり、2バイトめが 0x5c、すなわち1バイト文字における「¥」(「円記号」あるいは「バックスラッシュ」)に該当する通称「ダメ文字」の一つである。1バイト文字0x5cには、しばしば特殊な機能が割り当てられているため、マルチバイト文字が入力されることを想定していない(または想定していても対応に不備がある)プログラムは、マルチバイト文字に含まれている0x5cを誤認識し適切に動作しない可能性がある。
==== 日本語の助数詞「羽」 ====
ウサギの[[日本語]]における[[助数詞]]は、かつて1羽、2羽と鳥と同様の「羽(わ)」を使用していた。この由来には諸説あるが、おもに以下のようなものがある。ウサギの日本語における助数詞は、かつて1羽、2羽と鳥と同様の「羽(わ)」を使用していた。この由来には諸説あるが、おもに以下のようなものがある。* 獣肉食が禁止されていた時代、大きく長い耳の形状が鳥の羽を連想させることから「ウサギは獣ではなく鳥だ」と見なして食肉としていたとする説。獣肉食が禁止されていた時代、'''大きく長い耳の形状が鳥の羽を連想させる'''ことから「ウサギは獣ではなく鳥だ」と見なして食肉としていたとする説。* 同じく獣肉食が禁止されていた時代、「ウサギは[[ウ]](鵜)と[[サギ]](鷺)に分けられるから鳥だ」とこじつけて食肉としていたとする説。同じく獣肉食が禁止されていた時代、「ウサギはウ(鵜)とサギ(鷺)に分けられるから鳥だ」とこじつけて食肉としていたとする説。
* 獲物は耳を束ねて持ち歩き、一掴みにすることを一把(いちわ)、二把(にわ)と数えたことから後の羽(わ)につながったとする説。
*[[千葉徳爾]]は『狩猟伝承』千葉徳爾は『狩猟伝承』(1975)において、山裾に仕掛けた網にウサギを追い込む狩猟法が、鳥の狩猟と共通するために「羽」と数えたという説を紹介している。
『羽』は哺乳類ではなく鳥類を数えるときの助数詞であり、『頭』は人間よりも大きな動物、『匹』は人間よりも小さな動物に使うという傾向からすれば、うさぎは『匹』と数えるのが自然であり、『NHK放送のことばハンドブック』では、(文学や食肉として扱う場合を除き)生きたウサギは「匹」を用いるのがふさわしいとしている。愛玩用のウサギは日常的には「匹」または「羽」であるが、商取引では「頭」が使われる場合もある。なお、自然科学の分野では、動物全般について、動物の大きさで区別せず画一的に頭を使用するのが原則であり(鳥類や小さな昆虫でも、一頭二頭と数える)、NHKのニュースにおいても生物学的な話題として報道する場合には、「奄美大島に生息するクロウサギは~現在ではわずか600頭が確認されているに過ぎない」のように表現する場合がある。
==== 慣用句、ことわざなど ====
{{Wikiquote|兎|ウサギ}}
===== 日本 =====
:; 脱兎(だっと)の勢い
: 極めて迅速なさま。
:; 兎に角(とにかく)・兎も角(ともかく)・兎角(とかく)<ref>{{Cite web|url=http://gogen-allguide.com/to/tonikaku.html|title=, 兎に角(とにかく)- 語源由来辞典|accessdate=, 2017年10月25日|publisher=, Lookvise.Inc}}</ref>
: 仏教用語「兎角亀毛(とかくきもう)」(後述)に由来する当て字。夏目漱石が使用して一般に定着したとされる。
:; 兎死すれば狐これを悲しむ