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2014年5月17日 (土) 11:22時点における版

メヘンの1例

メヘンは古代エジプトのボードゲームである。ゲームの名は神話上の蛇神メヘンに関連している。

歴史

メヘン・ゲームはおおよそ紀元前3000年に始まり、紀元前2300年まで続いた。エジプト古王国ヘシラの墓の壁画に、このゲームの分かりやすい図がいくつか描かれている。また、これは約紀元前700年の墓にも描かれている。ただし、紀元前700年の墓では、誰かゲームそのものをよく知らない人が古王国時代の浮き彫りを写したもののようで、盤が間違って花瓶と解釈されているようである。

墳墓の壁画の研究によると、盤は信仰の対象というよりは、むしろゲームとして描かれていることが知られており、ゲーム盤と付属品が発見されている。ゲームの付属品はどれ一つとして、蛇のコマにきちんと収まるものがなかった。ゲームの遊び方やルールは完全には分かっていない。

ゲーム盤と駒

ゲーム盤はとぐろを巻いたヘビとして現され、その体は長方形の分節で区切られている。いくつかの盤は分節の数が異なっており、はっきりと分節を区別する印や装飾が無いものもあった。分節数がまちまちであることは、その数そのものがゲームにとってそれほど重要ではなかったことを示している。ゲームの付属品は駒と、駒ではないものとがある。考古学的な物証から、ゲームはライオンあるいは雌ライオン型の駒を3~6セットと数個の小さい玉(大理石の玉)を使って行われたようである。

私的解説

メヘン・ゲームの名の由来はメヘンという蛇神であるが、この名は獅子頭の女神メヒトと近縁性の高い名であり、メヒトメヘンは本来同じ神であったと考えられる。ゲームの駒の形がライオンであることも、そのことを示唆しているといえよう。

関連項目

参考文献

  • ジョイス・A・ティルデスレイ(Joyce A. Tyldesley): 「エジプトのゲームとスポーツ(Egyptian Games and Sports)」、(= Shire Egyptology, Band 29)、オスプレイ出版(Osprey Publishing)、2008、ISBN 0747806616、page 15 & 16
  • ジョイス・A・ティルデスレイ(Joyce A. Tyldesley): 「古代エジプトの神話と伝説のペンギン本(The Penguin Book of Myths and Legends of Ancient Egypt)」、Penguin UK, Oxford 2010、ISBN 014196376X, page 92 & 93.
  • ピーター・A・ピッキオーネ(Peter A. Piccione): 「メヘン、とぐろを巻いた蛇の謎と復活(Mehen, Mysteries and Resurrection from the Coiled Serpent)」、「アメリカのエジプト調査センター誌(Journal of the American Research Center in Egypt)」、27. Ausgabe. Eisenbrauns, Winona Lake 1990, ISSN 0065-9991, page 43 – 52.
  • ベネディクト・ロシュフラー(Benedikt Rothöhler): 「エジプトのボードゲーム、セネト(Ägyptische Brettspiele außer Senet)」、unveröffentlichte MA-Thesis. Philosophische Fakultät I der Bayerischen Julius-Maximilians-Universität, Würzburg 1997, page 10 – 23. pdf file