柳花夫人

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天光受胎

朱蒙の母である中国の河伯(黄河の水神)の娘である柳花夫人(ユファ)は[1][2][3]、太白山の南を流れる優渤水にいたところ、夫余の金蛙王(きんあおう)と出会ったが、柳花の「遊びに出た先で、天帝の子を自称する解慕漱(かいぼそう、ヘモス)に誘われ付いて行くと中々帰して貰えず、両親一族の怒りを買ってしまい仕方なく此処に住んでいます」という話を疑った金蛙によって部屋へ閉じ込められていた[私注 1]ところ、日光が柳花を照らし身を引いて避けても日光は追ってきて柳花を身篭らせ、やがて柳花は大きな卵を産んだ[4]

金蛙王は卵を犬や豚の傍に捨てさせるが、共にこれを食べなかった。路上へ捨てると牛馬がこれを避け、野原へ捨てると鳥が卵を抱いて守った。自ら割ろうとしても割れず、遂に母へ返した。柳花が暖め続けると卵が割れ、男の子が生まれた。それが朱蒙である。

よもやま

だいたい女性の神々の事績というものは少ないのだが、柳花夫人が「天帝の子を自称する解慕漱(かいぼそう、ヘモス)に誘われ付いて行くと中々帰して貰えず、両親一族の怒りを買ってしまい」と、文献に残るわずかな事績の中で語るのが泣ける。しかし、子孫の私達は、良くも悪くも、この我らのアリアドネーであるところの太母をあまりにも利用しすぎているのは、やはり、それだけで良くないことだと思うのです(22-10-17)。

関連項目

私的解説

  1. これも一種の「岩戸隠れ」と言えるように管理人は思う。金蛙王や解慕漱の子を直接懐胎するのではなく、日光を介するところは、丹塗りの矢を介して懐妊した玉依姫を思わせる。天照大神も須佐之男の子を直接懐胎するのではなく、誓を通して懐妊する。

参照

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  4. 高句麗など鳥を崇拝していた民族では、卵が神聖なものとされた。