カレワラ

2020/07/25 カレワラ
カレヴァラ物語 フィンランドの恋する英雄たち 世界の英雄伝説1 筑摩書房

第三話 解説と註

2020/04/02 北欧民話
 怪物退治説話、化け猫の話は日本にも多く鍋島の猫騒動のように演劇や講談種となったものもあるが、民間伝承として雲州松江の小池婆の話が最もこれに近い。

大入道  神話、民話に付きものの「トロールド」のことで、悪魔のようなものではない。丘、山中に一家族でか、或いは多数の家族が一緒に住むと想像されている。豪富を蓄え、住家の内部は黄金や宝石で飾られて、華麗なのを普通とする。人間と友達となって金を貸したり、借りたりもする。あまり利口ではなく盗癖があって、金銀財貨ばかりでなく、婦人子供をも盗み去る。騒がしい音を嫌い、キリスト教会が出来て、鐘を打ち鳴らすようになってから、この怪物は大部分駆逐されたと思われている。

聖霊降臨祭  キリスト教会で聖霊の降臨を記念する祭日。復活祭後第七日曜日となっている。(使徒行伝第二章)往昔、ユダヤ日との収穫の祝祭に起源するともいう。聖霊降臨祭節と称するのは一週間。「白日曜日」と呼ぶことがあるのは、この日には受洗者が多く白衣を着ることによる。

主の祈祷(いのり)  新約聖書マタイ伝第六章九節~十三節にある。「天にいます我らの父よ、願わくば、御名を崇められん事を。御国の来たらんことを。御意の天のごとく、地にも行われん事を。我らの日用の糧を今日もあたえ給え。我らに負債(おいめ)ある者を我らの召したる如く、我らの負債をも召し給え。我らを嘗試(こころみ)に遇せず、悪より救い出したまえ。」キリストが弟子たちに示した祷の雛形で、信者が一般に用いる。

復活祭

基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」で、年によって日付が変わる移動祝日である。日付は変わるものの、必ず日曜日に祝われる。東方教会と西方教会とでは日付の算定方法が異なるため、日付が異なる年の方が多い。(Wikipedia「復活祭」より)

聖霊降臨祭(ペンテコステ)

 イエスの復活・昇天後、集まって祈っていた120人の信徒たちの上に、神からの聖霊が降ったという出来事のこと、およびその出来事を記念するキリスト教の祝祭日。もともとは春に得られる最初の収穫に感謝する農業祭だった。宗教上、収穫感謝の意味は失われたが、農業祭としての色彩は、ドイツ、ギリシアなどの民俗に残っている。
 キリスト教の聖霊降臨の日は、復活祭から(その日を第一日と)数えて50日後に祝われる移動祝日(年によって日付が変わる祝日)である。日付は毎年異なるが、西方では五月初旬から六月上旬の日曜日、東方では五月初旬から六月下旬の日曜日に行われる。(Wikipedia「ペンテコステ」より)