24年11月18日

 さて、ちょっとした資格試験を受けてきました。回答速報で見た限りでは、合格ラインが34±1点だそうで、昨年よりもやや低め、という予想らしいです。ちょっと難しかったし。たぶん合格するかも? と思います。自己採点では37点でした。問題用紙に、「女神の仕分け方」をメモしてたりとか、そんなことはしてません><。まあ、宅建士の資格を持ってるから、あんまり意味がないといえばないわけですがー;。来年はもうちょっと違うものを受けてみたいと思います。

 というか、静岡県の「阿字神社」に頭を悩ませるわけです。静岡というのはけっこう「人身御供大国」であって、見付天神も早太郎様で有名ですし。阿字神社のある田子の浦は、皇極天皇の頃の「虫神騒動」で有名な富士川の近くですし。

阿字神社の阿字女神は、一の宮市の阿豆良神社と、春日井市の伊多波刀神社に関連があります。伊多波刀神社は、本来は「御倉板舉神」の「板舉神」を「いたあ」と読んで、「いたあと」要するに「いたあの」という意味かと思います。これはアマテラスの首飾りの神様で、伊豆能売の相方です。伊豆能売というのは、元伊勢に祀られていますので、「首飾りのない天照大御神」ということでよろしいかと思うわけですが。首飾り(王権の象徴)がないと、普通の太陽女神になるのではないか、と思います。というか、いろいろ調べていくと、あっちにもこっちにも太陽女神がゴロゴロしていて、羿ではないけれども、整理のために私も弓が欲しい、という感じになってきました-;。

で、静岡、なんで人身御供がこんなに多いのか? と思ったわけですが、見付の伝承を見ると「人身御供を立てないと田畑が荒れる」とありました。これ水害ではないですよねえ? と思う。というか、これ蚩尤が専門の「虫除け」「害虫よけ」の祭祀なのではないか、とようやく気がついて。で、とてもいやなことなのですけれども、これをやるところは、だいたい「上の宮」「下の宮」がある。場合によっては「中の宮」がある、ということで。お犬様、太陽女神、害虫神と祀られていることが多いわけです。害虫神って賀茂のタカヒコネ君などね。

見付はですねえ、おそらく鎌田八幡宮、見付天神、淡海国魂がセットになっていると思います。鎌田八幡宮は天之太玉命を祀ってるので少し日置部の匂いもします。冷たい言いようですが、天之太玉命も害虫君の蚩尤だと思います-;。見付は人身御供の娘を柩に入れて生け贄に捧げたわけですが、今は御神輿にのせて淡海国魂に捧げるわけだ。そこに賀茂系の神もいるし、やっていることは精神的には全然変わってないと思われます-;。残念ながら。

でもって、伊多波刀神がどうなったかというと、富士川を遡って山梨には「宇波刀神社」というのがいくつかありますので、たぶんこれが伊多波刀系の神社と思われます。富士川、釜無川流域にあるから、古代の「虫騒動」の神社群っておそらくこのあたりなんだろうなーー、と思います。

で20号線をもっと北にいくと、諏訪大社があるわけですが。下社の祭りで有名な「お船祭り」があります。安曇野の穂高神社にもある。内陸でなんで「船祭り?」というやつです。下社の祭りは、8月に神を春宮から秋宮へ移し、おまけ的に爺と婆の神を船に乗せて、神楽殿の周りを3回まわって、バラバラに解体して燃やす、というお祭りです。もう「3回回る」という時点で血の気が引くし-;。

それはねえ、女神を遷座させて、その先で「吊して殺してしまおう」という祭祀です。お船は、先祖がひょうたんに乗って、そのあたりをウロウロしたのを記念したお祭りだと思われます。しかも親の爺婆をバラバラにして燃やそうというおまけつきだーー、うへーー、と正直思ってしまうわけです-;。本気で「青ひげ」だと思うし、下社、見付、(そして国府宮でも)で、裸の男たちが行う祭祀という点で共通点があります。

だから、それは虫害の神に、阿字に見立てた女神、場合によってはその親神も含めて捧げて、虫害をよけよう、ということにかこつけて、先祖のやったことを忘れないための記念の祭祀だと思うわけですが。祝融とか蚩尤とか帝俊とか禹とかとか。でもって、女神に見立てた若い娘を生け贄にしていたら、とどのつまり、害虫君の子孫の男たちが親になぞらえてやることは、「レイプ殺人」ではないでしょうか。この祭祀には見付の例を見ても「日置部」が関わってると思います。「建岡の君」って「田子の君」で、害虫君のことじゃん?? と思う。日置神社って信州新町にもあるのですよねえ? そこで何してた? と思う。丸っきりハイヌウェレ、まるっきりマヨ祭りじゃん、どこの孤島でやってるのかと思ったら、「うちの近所でやってたんかいーーー」ということで。金刺の名前が真っ黒に見える-;。1万年前ならともかく、1400年前の皇極年間に、そんな祭祀を盛大かつおおっぴらにやったら社会問題になるに決まってます;。だんだん人類も文明化されてきてる時期だから;;。この飛鳥時代の害虫君を祀る「マヨ祭り」があまりにも社会問題化したので、伊豆能売(生け贄の太陽女神)を祀る神社がほとんどなくなってしまったのだと思うのです。そのお祭りの名残が「お船祭り」なのだと思うのです。

24年11月7日 そういえば

あ、そうだ。

なかなかな祭祀で有名なコンド族の女神の名はタリ・ペンヌーといいます。

ミャオ族の兄妹の名前は・・・・ダロンとバロンといいます。二人合わせたら「タリ・ペンヌー」になります。

大母女神を焼き殺して、その記念に細切れ殺人祭祀を始めたことを記憶しているヤオ群と

大母女神が石をまき散らして人間を作ったことを覚えていて、それを新たに作り出した子神たちにやらせているミャオ群に分かれました。

日本では母親の大宜都比売が殺された後に、小さな狭姫がやってきて種をまきます。一応植物の種始祖神話が入っている分、苗族の伝承の方が日本の神話に近い、と考える所以である。要はヒョウタン伏羲君は父系の時代に付け加えられたもので、当初はタリ・ペンヌーが殺されて、小さなペンヌーちゃんが人々に種を持ってきてくれる、という話だったと思われます。でも、時代が下るとヒョウタン伏羲君が加えられ、更に時代が下ると、男神のニニギだけが降ってくるようになります。狭姫はどこに置いてきたんだーーー、ということになるのですが、ニニギは弥生日本人の神話なので。狭姫のことは縄文日本人が覚えていてくれたのだと思います。だから日本海側は女神信仰が今も強く残っているのです。

ちなみにうっとこの玉依姫も一人娘のバロンちゃんです。天皇家には伏羲の化身のニニギを押しつけたけど、自分ちのところには古い形式で小さ子女神の玉依姫しか残しませんでした。彼女は確か名古屋のあたりを開拓してたかと思います。

さらに付け加えると「雉も鳴かずば」の小豆娘も一人娘です。小豆盗んだのはどう見ても「黄帝」ですが、この話からは「とにかく何がなんでも女が悪い」という主旨以外出てきません(笑)。「to be or not to be」なんて、本当に言っている場合ではございませんww。誰が黄帝を殺したのか吟味しないとあたくしが父王の幽霊に悩まされてしまいます。

ちなみにあたくしのHNはダロンちゃんがローマに引っ越して名乗った「ユーノー」からとっております。元々は女神なのよ。ヒョウタン伏羲君じゃないのよ? 細切れ祭祀はいただけないけど、となります-;。

24年11月7日

 さて、執筆活動が忙しくて日記があまり書けません。あたくしちょっとだけ霊能力があって、幽霊もたぶん感じる・・・はず、と思うわけですが、ハロウィーンの日に先祖の王の幽霊を見まして(笑)。

「なんで?」

って思ったら

「父王の幽霊が求めるものは復讐でしょ。」

と言われました@@。おいおいおーい、というか、ついうっかりアキレウスのことをハムレットみたいって書いたら、あたくしにその役が回ってきたらしい-;。

「to be or not to be」

とかってくだくだ言うのは好きではないので、生きる方しか選びません。でもって、私刑は現代社会では違法だから~(笑)。ということで、せっせと執筆活動をしていました。

伏羲・女かについてあれこれ調べたり、考察していたりするのです。でもって袁珂大先生の本にはヤオ族の伝承が載っていて、これがミャオ族のものとは「全然違う」とあたくしには感じられるくらい違うわけ。しかもヤオ族の伝承の最後の方は、細切れの人肉が出てきたりして、どう見ても「原始的焼き畑農業の祭祀」みたいな感じで、あんまり水稲耕作文化の話らしく感じないわけで。なんで? と思う。水稲耕作だって人身御供は立てるけどもさあ??? という感じである。

でもって、チラチラとヤオ族について調べてみましたら、彼らは父系の人々で、焼き畑をやっていて、犬祖伝説を持っているそうで。槃瓠にちなんで盤姓の人が多いらしい。あー、早太郎の古里だー、やっぱり父系だーー、苗族が「母方の親戚」と呼ぶべきならば、瑶族は「父方の親戚」と呼ぶべき人達なんだーー、ということを悟る。伝承がいかにも「原始的焼き畑農業の祭祀」みたいなのは、ものすごく遠い先祖がそういう祭祀をやっていた時の名残なのだと思う。でも、槃瓠ちゃんは黄帝だから、炎黄の対立神話というのは、要は苗族と瑶族の対立神話だったんだけれども、彼らの子孫が中原に進出して夏を作ったから、中国全土の神話みたいに拡大しちゃったものなんだなーーー、と悟りました。

だから、瑶族の伝承では犬雷神は偉大で強権的な父親として描かれるし、苗族の伝承では雷神はちょっと悪者方向に変化する。瑶族は黄帝よりの伝承で、苗族が炎帝よりの伝承になるのは、それは出身母体の視点の違いから来るんだなあ、ということが分かったのでした。でも、日本の神話は全体的には苗族の方に似ている気がします。あちこちに石がばらまかれて人間になるところとか。そして苗族の「アペ父さん」には泣ける。袁珂大先生は、伏羲・女かの伝承を採るのに、ヤオ族ではなくミャオ族のバロンとダロンを採るべきだったのです。それは採集者のセンスの問題であると思うし、先祖の王の幽霊が求める「復讐」としてはそちらの方が適切だったかと(苦笑)。

24年11月4日

 さて、あれこれあって、「黄帝がなぜ水神とされるに至ったのか。」ということを書く羽目になっています。それは「大洪水で生け贄にされて、水神と一体化した存在となったから」なのですが。それを証明、というか説明する伝承を挙げるのがけっこうむずいです。というか私でも

「あれ?」

と思うところに転がっている@@。「蛙の天若日子」を書きたかったのに、「雉も鳴かずば」に話が飛ぶ。いきなり大本命じゃん?? と思うあたくしでした。話としては「蛙の天若日子」の方が好きなのに><。

24年11月1日 名字の秘密

 さて、色々とあります。

 苗族の他に、ハプログループD群の遺伝子を持つ人達がいます。羌族です。殷の時代に人身御供にされていた人達です。で、不思議に思うわけですが、封神演義を読んでいると、姜姓の人がちょいちょい出てきます。姜姓と羌族って同じなんじゃないの?? と私の頭はぐるぐるするわけです。姜姓の人は朝鮮にもけっこういます。殷の王族は羌族を馬鹿にしてたのに、なんで皇后とか有力な臣下に姜姓の人がいたんだろう? と思う。

 たぶん姜姓の人って夏の生き残りなのではないか、と思います。でも、殷でいい思いをしたい、というか、もしかしたら夏が殷に負けたのは親戚の羌族が味方してくれなかったせい、とかって逆恨みしていて

「羌族をどんどん生け贄にしましょう」

って言ったのかも、と思います。でもって、うちの一族って「田子」という地名と縁があるわけです。どういう意味なんだろうなあ? と思っていて。そうしたら

「田に植えてあるものは何か?」

と聞かれる気がするわけで。それは「稲」です。では

「稲の子は何か?」

と聞かれる気がするわけで。・・・・それは「苗」ってこと?? と思う。行く先々の土地に「苗」という地名をつけて、苗族であることを忘れないようにしているのでしょうか?? まさに「三苗」の一角だーーー、と思うわけで。

でもって、「群馬に方にあるのは?」と聞かれる気がするわけで。群馬の多胡にあるのは「羊大夫」です。古代の日本に羊はあんまり縁がないはずなのになんで「羊」が名字なの? と思ったのですが。それって

って名字ってことですかねえ?? と思う。我が家の大昔の名前は

苗族の姜氏

っていうらしいです。太公望とおんなじ姓だーーー、と思う。たぶん、夏とか殷とか、太公望が生きていたのと同じくらいの時代にはそんな名前だったのかも、と思います-;。