さて、ちょっとした資格試験を受けてきました。回答速報で見た限りでは、合格ラインが34±1点だそうで、昨年よりもやや低め、という予想らしいです。ちょっと難しかったし。たぶん合格するかも? と思います。自己採点では37点でした。問題用紙に、「女神の仕分け方」をメモしてたりとか、そんなことはしてません><。まあ、宅建士の資格を持ってるから、あんまり意味がないといえばないわけですがー;。来年はもうちょっと違うものを受けてみたいと思います。
というか、静岡県の「阿字神社」に頭を悩ませるわけです。静岡というのはけっこう「人身御供大国」であって、見付天神も早太郎様で有名ですし。阿字神社のある田子の浦は、皇極天皇の頃の「虫神騒動」で有名な富士川の近くですし。
阿字神社の阿字女神は、一の宮市の阿豆良神社と、春日井市の伊多波刀神社に関連があります。伊多波刀神社は、本来は「御倉板舉神」の「板舉神」を「いたあ」と読んで、「いたあと」要するに「いたあの」という意味かと思います。これはアマテラスの首飾りの神様で、伊豆能売の相方です。伊豆能売というのは、元伊勢に祀られていますので、「首飾りのない天照大御神」ということでよろしいかと思うわけですが。首飾り(王権の象徴)がないと、普通の太陽女神になるのではないか、と思います。というか、いろいろ調べていくと、あっちにもこっちにも太陽女神がゴロゴロしていて、羿ではないけれども、整理のために私も弓が欲しい、という感じになってきました-;。
で、静岡、なんで人身御供がこんなに多いのか? と思ったわけですが、見付の伝承を見ると「人身御供を立てないと田畑が荒れる」とありました。これ水害ではないですよねえ? と思う。というか、これ蚩尤が専門の「虫除け」「害虫よけ」の祭祀なのではないか、とようやく気がついて。で、とてもいやなことなのですけれども、これをやるところは、だいたい「上の宮」「下の宮」がある。場合によっては「中の宮」がある、ということで。お犬様、太陽女神、害虫神と祀られていることが多いわけです。害虫神って賀茂のタカヒコネ君などね。
見付はですねえ、おそらく鎌田八幡宮、見付天神、淡海国魂がセットになっていると思います。鎌田八幡宮は天之太玉命を祀ってるので少し日置部の匂いもします。冷たい言いようですが、天之太玉命も害虫君の蚩尤だと思います-;。見付は人身御供の娘を柩に入れて生け贄に捧げたわけですが、今は御神輿にのせて淡海国魂に捧げるわけだ。そこに賀茂系の神もいるし、やっていることは精神的には全然変わってないと思われます-;。残念ながら。
でもって、伊多波刀神がどうなったかというと、富士川を遡って山梨には「宇波刀神社」というのがいくつかありますので、たぶんこれが伊多波刀系の神社と思われます。富士川、釜無川流域にあるから、古代の「虫騒動」の神社群っておそらくこのあたりなんだろうなーー、と思います。
で20号線をもっと北にいくと、諏訪大社があるわけですが。下社の祭りで有名な「お船祭り」があります。安曇野の穂高神社にもある。内陸でなんで「船祭り?」というやつです。下社の祭りは、8月に神を春宮から秋宮へ移し、おまけ的に爺と婆の神を船に乗せて、神楽殿の周りを3回まわって、バラバラに解体して燃やす、というお祭りです。もう「3回回る」という時点で血の気が引くし-;。
それはねえ、女神を遷座させて、その先で「吊して殺してしまおう」という祭祀です。お船は、先祖がひょうたんに乗って、そのあたりをウロウロしたのを記念したお祭りだと思われます。しかも親の爺婆をバラバラにして燃やそうというおまけつきだーー、うへーー、と正直思ってしまうわけです-;。本気で「青ひげ」だと思うし、下社、見付、(そして国府宮でも)で、裸の男たちが行う祭祀という点で共通点があります。
だから、それは虫害の神に、阿字に見立てた女神、場合によってはその親神も含めて捧げて、虫害をよけよう、ということにかこつけて、先祖のやったことを忘れないための記念の祭祀だと思うわけですが。祝融とか蚩尤とか帝俊とか禹とかとか。でもって、女神に見立てた若い娘を生け贄にしていたら、とどのつまり、害虫君の子孫の男たちが親になぞらえてやることは、「レイプ殺人」ではないでしょうか。この祭祀には見付の例を見ても「日置部」が関わってると思います。「建岡の君」って「田子の君」で、害虫君のことじゃん?? と思う。日置神社って信州新町にもあるのですよねえ? そこで何してた? と思う。丸っきりハイヌウェレ、まるっきりマヨ祭りじゃん、どこの孤島でやってるのかと思ったら、「うちの近所でやってたんかいーーー」ということで。金刺の名前が真っ黒に見える-;。1万年前ならともかく、1400年前の皇極年間に、そんな祭祀を盛大かつおおっぴらにやったら社会問題になるに決まってます;。だんだん人類も文明化されてきてる時期だから;;。この飛鳥時代の害虫君を祀る「マヨ祭り」があまりにも社会問題化したので、伊豆能売(生け贄の太陽女神)を祀る神社がほとんどなくなってしまったのだと思うのです。そのお祭りの名残が「お船祭り」なのだと思うのです。