24年5月30日

 本日は外作業のみ。久しぶりにデジイチを持ち出して花の写真など撮ってみました。

 テレビは昨夜は「渋谷君」、今日の昼は「ブルーモ-メント」の録画を見ました。今期は個性が強いというか、クセの強いドラマが多くて、素直に楽しいと思えるものが少ないです。「ブルーモーメント」はいまいちリアリティーに欠けるし。渋谷君は奇人変人渋谷君の恋愛モノだし。

 それから雅治君はツアーで長野に来て、善光寺に寄ったそうで。善光寺は実は裏山がやばい。上松にひっそりと隠すようにある神社はもっと変、とかそういういわくが微妙にあって。善光寺には守屋柱という物部守屋に関する柱がありますし、本来は「聖徳太子信仰」の寺なのです。大晦日の夜に「奥の院」を抜け出して町を徘徊するんだっけ? と思う。そういう人いたな、そういえば、と今になって思い出す-;。

 で、諏訪大社上社の裏山も「神体山」であり、「守屋山」とかいうわけで、「洩矢の神」とかこれみよがしに言っているわけですが、今になるとこれは後から作った話なのではないか、と思うわけです。なぜなら守屋山の山中には「守屋神社」といって、物部守屋を祀っている神社があって、その名前が「ご神体」なら、上社の「神」とは物部守屋ということになるからです。それを隠すための作られた伝説が「洩矢の神」ではないのか、と思う。要は上社はれっきとした「御霊」の神社なわけだ。

 で、善光寺はというと、東国的「怨霊」作成パターンというものがあって、聖徳太子のように

「仏法を保護して良い行いをしたけれども、結局は自分も不遇な死に方をして怨霊になってしまい、祟る怨霊になる。」

というものがあるのです。埼玉あたりにも、悪い蛇だか竜を退治した英雄が、自分が怨霊になってしまう、という話があったはず。それから言うと、ヤマタノオロチ退治の須佐之男も英雄であるが故に「怨霊」である、といえます。

 ともかく、「聖徳太子」をご神体として、物部守屋を「柱」として酷使している善光寺と、守屋を神体とする上社あるわけだ。守屋は祟りなす「怨霊」なの? それとも国家を守護する「御霊」なの? となるわけですが、もしかしたら、これは「どちらの力が強いのか」で決まるものなのかなあ、と今になって思うわけです。

 で、聖徳太子は木工の神ともされていて、須佐之男あるいはその子神の五十猛神ともイメージで同一視されているように思う。聖徳太子って言えばさあ? と思う。でも、今になって始めて思う。善光寺と上社に絡む

物部守屋

って誰のことだ?? と。下光比売命には、たぶん、それは誰のことなのか分かると思います。