24年5月7日

 本日は外作業のみ。午後は雨模様だったので、午前中のみ。

 テレビは昨夜は「CDTV」のスペシャルを見て。昼は昨夜の「NEWS ZERO」を見て。そして夜にNHKのジブリの特番を見て。よく働いているので、特別に見ていいよ、と言われて見たのですが。ジブリの映画の中で、ハウルだけ内容にちょっと触れられていて。そして締めがラピュタであって。ハウルは、要は「火の悪魔」とソフィーとの恋愛モノであるので。「火の悪魔」というのは火雷神のこと。ソフィーというのは子音から太陽女神のこと、でもあるし、それはギリシャ式には原始キリスト教の女神の名では? と思う。太陽女神と火雷神の並立? どっかの山の中の神社のように?? と思うあたくしである。秋葉山に行ったときのことは死ぬまで忘れられないと思う-;。

 そして、締めの「ラピュタ」については、ジブリの処女作であること。高畠監督、宮崎監督、鈴木Pの情熱が詰まった作品であることが説明される。「ラピュタ」はねー、雲上殿に行くと「ここがまるっきりラピュタでしょ。」と言われる気がするわけです。「だって、生きている人ではなく、死者の住むところだし。」と。しかも諏訪に行くと、露骨に「バルス」を使えって言われる気がするし-;。

 で、他にも「ジブリパーク」がなんで名古屋にあるのか? とか聞かれる気がするわけで。まあ、表向きの理由はいくらでもあると思いますが、一番の理由はその辺りが「猿投」の近隣だからではないか、と想像してる。愛知東部というか、尾張東部から三河にかけての、かつての「国境」あたりは、国を越えて猿投神社の影響が大きかったところだと思いますが、猿投って要は「悪しき猿を海に沈めて殺せ」って神社である。この場合の「猿」というのは、どうみても「猿田彦」のようである。でも、猿田彦ってのは、天狗のようであり、天狗のルーツは須佐之男と言われているので、直接なつながりはないように見えて、実のところ、猿田彦=須佐之男、と言っても同じことだと思う。猿田彦は水妖でもあるし、須佐之男も水に関する性質がある。で、猿田彦の原型と思われる中国には、無支祁(むしき)という猿の妖怪の話が出てくる。この猿は悪さをするので、禹(う)という王に退治された。須佐之男も悪さをして退治(地上に追放)された。要は、ムシキとは須佐之男のことでもあり、日本神話では猿田彦としての姿もあるといえる。

 で、ラピュタの悪役はなんという名かというと、「ムスカ」である。それは猿の化け物のことなんじゃないの? それと戦うように、という猿投であり、ラピュタですか?? ということで、その点にかけての情熱の熱量が高いのが、尾張東部から三河にかけてである。そして、私と母と一部姉の最後の「仕事」となったのが、三河地方の怨霊払いで、特に母親はそれに命をかけたも同然であるので。長久手市内も、ジブリパークを横目に見ながら走り回ってましたけど、「ムスカってムシキのことなんだ? それは須佐之男のことなんじゃん?」と思ったあたくしである。映画の中で、ムスカの最後は明らかにされていない。悪事のあげくに海に転がり落ちたのか、それとも無力になったラピュタに取り残されて死者達と天空高くに昇ってしまったのか、と思う。雲上殿が仮にラピュタであるとするならば、それよりも更に高い奥津城に「駒形岳駒弓神社」がある。主祭神は彦神別神とされているが、北信の金刺氏の本拠地で祖神も同然に祭られているところから見て、これは須佐之男の別名の一つであり、かつ聖徳太子とも習合している神といえる。要は須佐之男を祖神扱いしている金刺氏の神である。この神もまたムスカのように死者の奥津城に封じられたまま力を弱めていくのだろうか? とふと思う。もちろんそのための「バルス」でなければならぬ、という気もする。

 ちなみに猿田彦は伊勢の阿邪訶(あざか)というところの海で溺れ死んだ、と言われている。・・・高河ゆんの漫画の「ローラカイザー」の悪役の名前は「アカザ」じゃなかったっけ? と思い出したあたくしです。それも猿であり、須佐之男なんだなー、と今更ながらに思ったあたくしでした。