23年6月21日

 昨日は山梨・諏訪方面へ夏至の挨拶回り、すなわち神社の参拝に行ってきました。こちらの方面に夏行ったことがなかったので、新鮮でしたし、新しい発見もありました。八ヶ岳はほぼ静かで、前宮では資料館を拝見し、上社では大祝を祀った社を発見しました。なんだかじいさん達の御霊にあれこれ話し掛けられるようになった気がする-;。で、今まで参拝できていなかった上諏訪の足長神社と手長神社にも参拝して来ました。でもって「アシナヅチ、テナヅチといって名前に「ツチ」がつくからには神話にどういう話で載っていようと、秦氏系の神だし、病気を引き起こす祟り神でしょ。」と言われる気がするわけで@@。それらは巨人神であったという伝承もありますし、元々良い神様ではない感じ、と思う。そして、どちらも国道から入りにくい場所にあり、やや奇妙だと感じました。そして、手長神社には何故か聖徳神社が併設され、高尾山穂見神社あり、龍神社あり、ミサクチ様ありで「うーむ」と思う。おそらく本来は諏訪湖の女神であるミサクチ様あたりを祀っていたところに色んなものがとりついているように感じました。

 で、後は武蔵二宮神社を参拝した際に、隣に考古資料館があって、そちらも拝見したのですが、縄文中期の人面土器の破片などもあって。片目を傷つけられた人面もあり、「何故か?」というような説明書きがあったのですが。尖石、井戸尻で豊富な資料を見てきたあたくしとしては、三角形のかぶり物を被った人面は出産土器に通じるもので、いわゆる「母女神」に相当するものであり、片目が傷つけられているのは、彼女が「殺された太陽」であって、死んで月の女神に変化した嫦娥娘娘であることを示すのだと思う。ヴェマーレ族で述べるところのハイヌウェレである。日本では「芋名月」に関する女神といえる。そして蛇紋の土器の蛇は蛇の女神女媧娘娘であって、もう縄文中期には、「母女神」として女媧娘娘と嫦娥娘娘が分離されていて、その神話・思想が中国外にも輸出されていたことが分かる。でも、蛇女神信仰は特に関東に深く根付き、後の天白信仰へと変遷していくように思う。彼女はヴェマーレ族で述べるところのビエラ・サテネである。そして猪面は、猪だし、それも関東に特徴的なんだけどさあ?? でも、耳が長いものが混じってないですか? 兎みたいな耳のがさあ? ということで。耳などの長い神話的合成獣はグローバル的に、本当は兎、すなわち嫦娥娘娘であることを示す。メソのアンズーとか。すなわち、古代の日本の関東では、嫦娥娘娘は「芋の母」として扱われ、「イノシシの化身」として扱われる月の兎だったのである。それはほぼ丸っきりハイヌウェレと同じ思想ですよ、ということで。二宮神社の資料館は資料の数はさほど多くなく、縄文中期の土器の造形は八ヶ岳山麓のものに比べれば稚拙である。でも、そこにいた神々が良緒あたりから発して持ち込まれ、やがてこの国を狂わせていったことを教えてくれる。もはや太陽女神は殺されて、人々は「目」に見張られているのである。トールキン教授であったならば、それを「サウロンの目」と呼んだであろうと思う。ということで、尖石、井戸尻、二宮神社で見たことを忘れないようにと言われる気がするわけで。彼らはあたくし達の先祖の神々であり、我らが「輸出元」として責任を持たなきゃならん神々である-;。

 本日は外作業とあたくしの病院。・・・かなりぼったくりでは、と思ったけれども、精査も必要だと思うところがあるのでそれほど文句はありません。でも、予約制なのに病院が混雑するのは、事務方の采配が悪い以外に何があるのですかね? 私に基本的なことで、一々確認をとるのはやめて下さい、と思ったのでした-;。