最近、「名前当て」の民話を読んで。ヨーロッパの民話で一番有名なのはイギリスの「トム・ティット・トット」であると思う。悪魔に何か仕事をして貰う代わりに相手の本当の名前を当てなければいけない、という話。当てられない場合はこちらの命を取られます。ドイツではグリム兄弟の「竹馬小僧」も有名ですがトゥンダ(民間伝承化した雷神)にもその話がある。大抵は「T」が頭にくる名前の悪魔の物語なので、「T」がつく雷神の神話があって、各地に伝播したものであると思う。で、ゲルマン系の神話に顕著であるように思うわけですが。
「名前当て」といえば、日本では下照姫とアヂスキタカヒコネである。アが接頭辞で、スキ=杉のことなら、「ヂタカヒコネ」とは、「T」系の雷神のことでしょ、T音が2つ重なるのは饕餮のことでもあるし、ダイダラボッチのことでもあるし、多度大社、射楯、楯井変じて武居、武井といった名前に残ってるでしょ、と言われる気がするわけで@@。あれ? ってことは、「武井」ってそもそも「饕餮」って言う意味? アヂスキタカヒコネも「饕餮」って言う意味? でも「名前当て」の物語は西欧では民間伝承の中にしかなくて、神話としてはないような。しかも、ゲルマン系に特化した物語であるような? と思う。日本の「名前当て」の神話の起源は中国の饕餮神話にあるのか、それとも西欧を経由して出雲族と共にやってきたのか? 出雲族と共にやってきたのであれば、露骨にアヂスキタカヒコネ=テシュブ、下照姫=ヘバトだよねえ? と思う。カモカモカモ(略してKKK)の神サマと出雲系の神が交錯してるのは、アヂスキタカヒコネがKKK系では武井=射楯=須佐之男=饕餮、であって、印欧語族ではアヂスキタカヒコネ=テシュブ(アダド)=饕餮で、「元は同じもの」だってみんな知ってたから?? と思う。だから、日本のアヂスキタカヒコネに「名前当て」の神話がある。トゥンダやトール、テシュブと同じ神だから、となります。だから、須佐之男が「雷神系」の神ともなります。それは、西方では主神扱いの神である。下照姫はどこかへ突き落としてしまった? ヒッタイト以外はね、ともなります。