22年7月2日

 昨日は再び遠山から兵越峠を越えて静岡の山住神社、足神神社、帰りに白岩稲荷他2社を参拝してきました。遠山の道の駅の「かぐらの湯」が休館中で少し残念でした。遠山に行くまでに矢筈トンネル方面の山を登る、遠山から静岡水窪に抜けるまで山を越える、水窪から山住神社に行くまでにまた山登り、ということで、山の中ばかり走り回っていました-;。山住神社は山の峠にあって、主祭神は大山祇ですが、それ以外は「熊野」に見えるわけで、イザナミとか事解とかが祀られていて。熊野系の神々がいつから何故祀られているのかが全く由来になくて。境内摂社か末社に天照と高根明神が祀られていて。天照はともかくとして、「高根明神」とは何者? と思うけれども、その説明もなくて。神社までの道の途中に「明神線」という林道があったり、近くに「明神峡」という渓谷があるそうなので、何らかの「明神」の伝説がありそうですが、それもはっきりしなくて。「高根」とつくからには「アジスキタカヒコネ」の長野県的名前か? とも思う。「タカヒコネ」の「根」も「尾根」とか「屋根」の「根」のことで、山頂とか稜線のことだと思うようになったので、大山祇=タカヒコネでも良いと思うのですが。で、山犬(狼)信仰の神社でもあって、狛犬が牙のある狼で。でも三峯の大口真神とは違って祭神ではないので、狼と祭神の関係も良く分からなくて。立派な杉のご神木も「タカヒコネ」を思わせますが、なんだか何もかもが曖昧な気がして。不思議な神社でした。宮司さんの家は足神神社の社家から別れた「守屋さん」という方らしくて。それも諏訪大社(上社)と何か関係が? と思う。静岡側の神社で家康の伝説なんかもありますが、どことなく信州の匂いを感じる神社でした。もっとも、秋葉山を開いたのも戸隠の社家から出たお坊さんだから、信州とは縁の深い地域ではあるのですが。水窪から山住神社に向かう県道が工事中で通行止めという看板が立っていたのですが、行ってみたら休行中の場所があったり、お昼休みには通行可能であったりして、幸いにもお参りに行くことができました。山住の名水も少々汲むことができたりして、ラッキーでした。

 足神神社はけっこうな勾配の坂の途中にありましたが。亡くなった人を祀っているので、「怨霊か?」と思いましたが、なんだか「言っておくけど、自分は怨霊じゃないよ。」と神サマに言われた気がして。「足を預かってるから」と言われた気がするわけで、なんだか長いブーツみたいな霊を頂いた気がします。すぐ近くにしっぺい太郎のお墓もあったので、そこもお参りして。峠から流れ出している川の水が澄んでいて美しかったです。でも、中央構造線の影響がある地域なだけに山が険しくて。私も一応津和の山の中とかも走ってますので、兵越峠は待避場所もところどころにあるし、それほどひどい山道だとは思いませんでしたが。知らない場所で土地勘がないので、待避場所を確認しつつ、対向車が来たらどちらがよけるかシュミレーションしながら走りました。夜とか雨の日には走りたくない、とは思いました。晴れている昼間ならまあまあ走れます。

 でも、ともかく南信は「遠い」プラス「山が険しい」のダブルパンチで疲れはてました。静岡側に抜けても延々と山ですし。次の日は眠くてぼーっとしていました。テレビは、こういう時のためにとっておきの「正直不動産」の感謝祭とか見ていました。