22年1月2日

 今日の昼間の気温は昨日と同じくらいで、外作業の時間も昨日と同じくらいでした。母親は土の埋め戻し、土の清掃、石片付け等、姉は土の清掃、石片付け等、私は土の清掃、土掘りでした。

 お裁縫は、セーターはつくろい。ジャケットは付けたポケットの糸の始末。ケープコートは前身頃と後ろ身頃の端の始末でした。

 テレビは、昨夜は「夜会」の録画の続き、昼は「King&Pprinceる」の録画を見ました。

 で、寒くて昼間の暖かい時間しか働けないので、空いている時間はお裁縫とか、資料の整理をしようと思っているのですが。諏訪は、ともかく八ヶ岳から流れ込む宮川の河口と、天竜川の出水口を回ろう、ということで、今朝は地図を見たりとか検索をしていて。どうも、岡谷というのは下社の影響の強いところで独特であると思う。で、「加茂」という町名もあるー;。だいたい、西長野の加茂神社は大本願の尼さんが勧進したと言われてる。鬼無里の加茂神社は、天武天皇が都を移そうとしたときに視察に来た三野王に関連している、と言われている。だから、土地の人に関係ないように見せ掛けているけど、本当は関係していて、下社系の人々が住んでいるところにけっこう「加茂」に関連するものがある気がする。天竜川の出水口にそういう名前があるのは剣呑であると思う。ので、そのあたりにほどこされている呪法を研究する。これからの修験道は研究する時代だよねえ? とか、なんとなく思う-;。で、ふと興萩命を祀る「小萩神社」というものがあることに気がつく。興萩命(おきはぎのみこと)は諏訪神の第八子と言われ、佐久の開拓神として新海神社に大々的に祀られてる。だけど「萩」という言葉が興萩命を象徴するのであれば、「荻野」とはもしかして興萩命に由来する名前なのではないか、と思う。で、「荻野」という言葉を検索してみたら、「荻野池」というものが見つかる。

 「荻野池」には「良く晴れた夕暮れどき 池の端を歩くと どこからともなく「カラッコン、カラッコン」と機を織る音が聞えてくるという。この機織り姫は戦乱の世 この池に身を投じ壮烈な最後を遂げた若くして美しかった萩野城主奥方の化身だと村人は伝える。
 萩野の村に祝言や葬儀があった時村人はこの池に向って、お頼みをすると翌朝必ず必要量の膳椀が池の端に並べられ村人は有難く借用に及び、すがってきたのだが、ある時一人の不心得者がお借りした一部を私戝に残すという不始末があってからは村人が池に向ってどんなにお頼みをしても池は沈黙のままでお借りすることはできず、その上機織りの音も途絶えて仕舞ったという。(https://minekaido.com/2018/08/07/伝説%E3%80%80萩野池の機織り姫/より)」という伝説があるそうな。

 ということは、前半を見ると、荻野池には「怨霊」が取り憑いていることになる。柳田ではないけれども、かつては何か若い娘とか生贄にとか、あったのだろう、と思う。後半部分は、諏訪の多満留姫の伝承とよく似ているので、むしろ「竜女女神」に関する伝承といえる。そういえば、戸隠には竜女女神の湧き水の小川はあったけれども、女神の住む「池」ってなかったよねえ? と思う。「池」はどこにある? と思う。

 あたくしが思うに、どこかの山の中に小さな「九頭竜」の住む池があったので、誰かが池の清浄を汚すために若い娘の生贄を立てた時代があったのだと思う。おかげさまで、竜女の池には怨霊が取り憑くことになっている。で、次には竜女を祀る神社から竜女を廃して自分達の神を祀る。火雷神とか。で、竜女の住まっていた池には更に北側に、戸隠三院を30年だけ持ってきて、その後廃墟だけを残してる。表向きは、信玄と謙信の争いを避けるために避難したことになってるわけだけど、廃墟は荻野池の北側を塞ぐように点在してる。で、池からは太田川が流れ出しているわけですが、まあ、ちょっと離れたところだけど、義仲の怨霊関連の寺があった気がするので、池も川も、何重にも怨霊に囲まれて呪われている、といえる。どうもね、近戸皇太宮には、元々興萩命と九頭竜が祀られていたんじゃないの? どっかの「村人」が書き換えて、ついでに怨霊の伝説を作ったでしょ? そういうの得意でしょ? とそういう気がするわけで。竜女の屋敷に「壊れた茶碗」を投げ込んで、機織りを止めさせようと呪いをかける者がいる。織り姫が機を織らなくなることは、織り姫の「死」を意味する。

 ということで、岡谷の呪術をいろいろと研究していたら、犀川の女神である「九頭竜」がどこの誰に、どんな風に呪われていて、そして「直接」に見張られていたのか、見張られてきたのか、ということが見えてきた気がするわけで。どっかの沢に取り憑いている「終わり」がいるとかって言ってたねえ。自分の先祖が一番頭の痛い連中だー、と思う-;。

 で、どうするのですかね、「荻野池」には乗鞍と違って、神の依り代となる祠すらない。九頭竜の伝承すら消されているし、と思う。そうしたら、ひいじいさんに「シャーマンとは本来自然の精霊と交流できる者のことなのだから、優れたシャーマンであれば、神の依り代(祠)がなくても、神々と交流できるはず。行けるなら行ってきなさい。」と言われる気がするわけで-;。熊の神サマとか、イノシシの神サマとか出ないよね? 熊は向こうが先に気がつけば逃げてくれる、というけれども、イノシシは突進してくるんだけど? と思う-;。まあ、観光地でもあるようなので、時期は選びたいと思います。太田川と犀川の合流点は北信と東信の修験道が交わる重要な「クロス・ロード」だし。よくよく、あの小さな池に、一家の存亡を賭けた「終わり」がいるらしい。

 ということで、興萩命の名を誰に与えるのか、と言われる気がするわけで。それは、もう火雷神に、と思う。一族郎党は全てそう願うであろう、と思う。(まともな人達はね)。その代わり、出早雄命の名前はひいじいさんに、と思う。それで各自丸く収まりますように-;。