本日は一日作業をしました。母親は土の埋め戻し、土の清掃、石片付け等、姉は土の清掃、石片付け等、私は土の清掃、土掘りでした。どうも、トイレの北西の水道管の下に木の板だか枝だかが埋まっていて、もう9割9分腐っているので大きさははっきりしないのですが、堅い節だけが数個残って埋まっていました。ここのところ毎日暑くて、今日は長野市が「熱中症に注意してください」と放送を流していました。
今日も皆神神社のことをちょこちょこと調べていて。1月4日に「袮古於呂志(ねこおろし)神事」、12月23日に「袮古麻久里(ねこまくり)神事」という珍しい神事があるそうです。袮古(ねこ)というのは、寝茣(ねこ、寝ゴザ)のことで、これをお餅で作って、神サマに捧げるということらしくて。(他にヌルデの木で農具も作って捧げるらしいのですが)お正月に寝茣に神サマを降ろして、年末に神サマを上げる(お返しする)ということで、農業の豊穣を祈る神事なのかなあ、と思います。熊野出速神社という名前ですが、熊野の神々の内、スサノオがいなくて出早雄命がいますので、この場合は出早雄命は名前だけ残されて、事実上はスサノオ(あるいは金山彦あるいはカグツチ)と同じもの、ということなのだと思います。ただ、お餅が寝ゴザって?? とちょっとだけ思います。降ろす神サマはねずみ大明神だったりして? とちょっと思ったりして-;。
あと、皆神山のあるあたりは、山を越えると上田、ということで文化的には上田に近いのかなあ、と思います。昔は川が境界であって、橋のない時代に「川を渡る」というのはすごく大変なことでもあって、距離的には長野市街地に近くても、昔は上田の方が行きやすかったのかなあ、と思います。侍従大神も佐久の人ですし。
あとは、弥勒菩薩が祀られていて、スクナビコナがいて、国常立尊がいるところは、蔵王的でもあって、昭和に至るまで、蔵王権現を潜り込ませようというか、そういう気配があったのかなあ、と思ってしまいます。侍従大神も、実家が滅亡して生き残ったお坊さん、といえますので、暗に釈迦如来をなぞらえて意識しているようにも見えますし、神道的には「常ならぬ人」ということで「怨霊」も連想させます。古人大兄皇子もそうですし、コノハナサクヤヒメは「不死の神(=死んでいる神)」ですし、古墳に天照大神ですし、なんというか、わざわざ「怨霊」を集めて祀っているように見えなくもないと思います。
・・・どうせだったら、「人類に危機が訪れた時には、弥勒菩薩が猫形の宇宙人に化生して、UFOに乗って降臨して人類を救う」とかって言えば、シュールさも増したかも? とか思ってしまうわけで-;。UFOブームも、日ユ同祖論も流行としてはちょっと旬が過ぎてるかもしれないなー、とか思ったわけですが-;。今はちょうど降臨のチャンスかもー、とか思ってしまったのでした-;。
元は水上山と言ったとの伝承もあるようですので、諏訪系の人々が開拓して、山頂に出早雄命と水上大神を祀った水源の山であっただろう、とすると、諏訪系の信仰らしくてすっきりした形になると思うのですが。
というか、侍従大神は「火除けの神」ともされていますので、火雷神(カグツチ、死んだ雷神)も連想させます。農業の豊穣に雷神を降ろす、という思想からも、雷神信仰が窺える神社だと思います。