21年6月2日

 今日はお出かけする日だったので、出かけてお手紙を出して。途中で母親が「古戦場にもう一回行かなければならない気がする。」と言って。私も「勘助宮」とか気になっていたので、急遽再度行くことにして。市立博物館とか、古戦場八幡社の作務所とか東福寺神社とか、前回行かなかったところを回ってきました。市立博物館は、もっと若い頃(子供の頃?)に行った記憶があるのですが、丁度「川中島の戦い」の企画展をやっていたので、それもちょっと見たくて。弥生時代の祭祀用?と思われる人面のついた土器に角が生えていて「うへえ」と思う。顔だけがある壺ってやっぱり饕餮? と思う。4世紀後半? くらいの、前方後円墳が長野県で作られ始めた頃の鏡に六芒星らしき文様があって「へー」と思う。もっと時代が下って平安時代の頃の祭祀用? の鏡が八角形でやっぱり「うへえ」と思う-;。あとは、栗田城趾から出土した善光寺如来を模したと思われる阿弥陀如来の像をみて「けっ」と思う。(栗田氏はそもそも善光寺別当を務めた家柄なので、善光寺と関連がないわけがないのですが。)それから、弥栄神社の祇園祭の際の華々しい巨大な山車(本物? 復刻モノ?)にじいさんの人形が御簾の前に置かれていて、誰かに「あれがここの核」と言われる気がする@@。「だいたい御簾の中にいるのは誰なのか?」と言われる気がするわけで。それは医薬神である牛頭天王か頗梨采女の「強い方」と思う-;。じいさんが前にいたら、御簾から出られないんじゃあ? とふと思う。

 それから古戦場八幡社の作務所へ行って、出土した瓦とかを見る。どうも5枚葉の紋の瓦があるので、オーソドックスではないけれども、梶の葉紋か? と思う。

 で、その後「勘助宮」を探して、東福寺神社に行く。これは東福寺地区にあった5社の村社のうち4つを合祀したもので、池田社があったところに建てたものらしいのだけれども、「魂」があるのはそこ、ということで。古戦場八幡社には首塚があって、八幡神の力を強めている。東福寺神社にはどうみても「御霊」の隻眼の山本勘助が祀られていて、建御雷神の力を強めている。で、どっちも合祀されている建御名方富命を押さえ込んでいる。そして南への結界を作っている、ということで結界を一つづつ外して、帰って来て。

 市立博物館では信玄と謙信の座像とかも展示されていたけれども、謙信の像の方が小さくて気になる。博物館周囲にも「武田菱」ばかりが目立つ気がして気になる。そして、合祀されなかった伊勢社も気になる。ので、家に帰って調べてみる。伊勢社は更に南の千曲川のほとりにあり、本来はやはり治水の神であったことが忍ばれる。どうも信玄の基地に使われていた、とか記録がある。で、更に色々と調べていたら、結局、初代の信濃国造と言われる武五百建命を祀った「祝(ほおり)神社」というものが目に付く。「祝」というのは「王」という意味だよね? 現代的にはね? と思う。そしてその妻は会津比売神と言われている。こちらは建御名方富命の孫女神と言われてる。・・・ということは、北信濃、特に善光寺平を開発した国造の金刺氏の最初の先祖は、金刺氏の夫と、諏訪氏の妻であり、彼らは南からやってきて、治水事業を行いながら共同で善光寺平を開発していった、ってことだよねえ? と思う。だけど、善光寺平には諏訪系の神社が溢れてるから、それは金刺氏にとっては、男系の氏族であるにもかかわらず「母方の先祖」を祀ってることになる。・・・金刺氏はなんで「父方の祖神」を祀らないのか? とそういうことになる。お犬の盤古サマでは、身分が低すぎて先祖としてはご不満なので、「先祖なんか関係ない」と言い張って知らんぷりを決め込むことにしたらしい-;。だけど、諏訪神だって、自分達の都合で八幡だの鹿島上だのと習合させているので、大事にしているわけではない。

 ということで、「代が変わったらまずはご先祖様に挨拶にいけ。皇室の人々だって橿原神宮に参拝するでしょうが。そして、会津比売の方を武五百建命よりも格上にする呪いをかけとくように。」と言われる気がするわけで-;。そのために、南への結界を解けって言われたのかーー、と思う-;。謙信が妻女山(この山は会津比売の墓があると言われている)に陣を敷いたのも、けっして偶然ではないらしいです。ともかく、手前勝手にねつ造というか、隠蔽というか、そんな感じになっている系図を正しくするように、と言われる気がするわけで。母系とも父系ともいえないような、好き勝手なことをやっている点は、母系の神からも父系の神からも苦情が出ている気がします。6月も忙しいぞーー、と思ったのでした。

 外作業は母親が土の埋め戻し、姉が土の清掃、石片付け等、私が土の清掃、土掘りでした。私は午後の作業のみ。今日の夕方、今年初の蚊を母親と私が見ました。でも、まだ夕方は寒いので動きがにぶく、簡単につぶせました。これから暑くなると嫌だな、と思います。