しかも、50年まえに建物を建てた時は、うちの母親はまだ20代で、仕事はしてるわ、世間知らずだわ、で建築確認とか、そういう作業に全く関わっておらず、家も父親と親戚の小池組の先代とで建てる場所を決めて建ててしまったそうなので。当時の信州新町役場とかと協議することがあったとしても、それは全部小池組の先代がやって、その文言通りに家を建てたけれども、協議内容とかは一切文書では残されていないわけだ。大工を探してきて決めたのも、小池組の先代だし。母親は今となっては、言われたこと、聞いたことを繰り返すことしかできないわけだけれども、小池組の先代はもう亡くなっているので、彼が「役場がこう言った」「ああ言った」って言ったことが本当のことなのかどうかも今では確かめようがない、とそういうことである。もちろん民主主義社会では、信頼できない相手を代理人に決めて役場と交渉させる方にも問題がある、と言われる。でも、本音では、「持たざるべきは役にも立たないで、金だけ取る親戚」と思います。うちが払った瓦代をまず返せーーーー、って気分としてはそんなものです。