20年4月14日その2

ワクチンについて、思うところを書きます。

私は、個人的には、ワクチンの開発は、第一義的というか、最優先とは思いません。アビガンのように、有効な薬剤を開発する方が優先だし、有効だと思っています。なぜならウイルスというのは「突然変異」しますので、変異前のウイルスに有効なワクチンを開発しても、変異後のウイルスに有効でなかったら意味がないからです。ウイルスの特定の機能に影響を与える化学的な薬剤であれば、ウイルスが多少変異しても広い範囲で効果が見込めます。

ワクチン療法とかを全否定する気はなくて、例えばBCGワクチンの接種者には重症化の割合が低いとか言われてますし、機序は不明でも、結核の抗体とコロナウイルスに何らかの考査反応があって、効果が見込めるのであれば、BCGワクチン接種だって試してみて良いと思います。ともかく、予防法でも、治療法でもそうですけれども、何か一つを「これだ」って決めつけて、それしかやらない、というのが一番よろしくないと思います。できそうなことは何でも試してみて、一番有効な予防法、治療法を見つけていくことが大切だと思います。人類は、ウイルスとか細菌とかを知らない時代から、そうやって経験からも学んで感染症と闘ってきたのですから、科学が発達してきて、知識が増した状態である時だからこそ、「何かこれ一つ」なんて決めつけてそれしかやらないことが愚かなのだと思います。別に私も予防や軽症者にはルゴール様をお薦めしますけど、肺炎を起こしている人にはそんなこと言わないし、自分が感染して重症化すればちゃんと病院に行くと思いますよ。