今日はお出かけの日なので、出かけました。いつも行っている郵便局が、2週間くらい前からそれまでいた女の人達が姿を消して、男の人ばかりになっていて不審です。コロナと何か関係あるの? と思う。しかも、そこの職員がレターパック代とか余計に取ろうと嫌がらせしてきてますので、感じが悪いのです。でも、長野県では公式には患者があまり出ていませんのでCOVID-19関連のパニックみたいなものは今のところないと思います。マスクはお店にないけど、ティッシュとかトイレットペーパーはちゃんとあります。
コロナ関連のニュースで、気になることはいくつかあります。というか、「予防」という言葉がそもそも今使うべき言葉なのかどうかを、そもそも疑問に思います。難しいことを言わなくても、要は「風邪のウィルス」であって、毒性も他のものに比べてやや強いのか、同じくらいなのだろうと思います。でも、一般的なアデノウィルスとかコロナウィルスには、ほとんどの人が子供のうちのどこかで自然に罹患して免疫を獲得していますので、改めて暴露されても、風邪の症状が少し出るくらいで良くなるのです。COVID-19は「免疫を持っている人がほとんどいない」ので、重症化する人はする、ということになります。で、統計では8割の人は初感染でも軽症で済むとのことらしいので、日本を始めアジアでは、感染速度を緩やかにして、ほとんどの人が免疫を獲得し、かつその間に重傷者の数を増やさないように、という政策をしている国が多いように見えます。なぜなら患者の数が一気に増えると、重傷者の数も一気に増えて、病院での治療が間に合わなくなる。機材や物品の数に限りがあるから、ということです。
だから、「予防」という言葉の何が嫌いなんかというと、多くの人が自然免疫を獲得するのを待つ、というのであれば、「予防」とは一体何をしたいのかが分からない。感染しないと免役は獲得できないから、100%の予防が可能だとして、予防したら誰も免疫を獲得できないので、いつまでたっても人々は感染の危険に直面し続けることになります。感染→自然免疫獲得、のシナリオを期待するなら、「予防」そのものが意味をなさなくなります。だって、どこかで免疫獲得のために、感染しなきゃいけないってことなんじゃん?? と思う。もちろん、完璧な予防ができるとして、その間にワクチンとかが開発されて、人工的に免疫が獲得できるようになれば、それはそれで正しい獲得の仕方です。でも、今政府が求めているのは、自然免疫の獲得だよねえ? と思う。
だから、この場合の政策的な「予防」というのはあくまでも「集団での感染速度を遅らせるための予防」であって、「一人一人の個人が感染しないための予防」ではないのです。でも、人々が「感染予防のために何をしたらいいですか?」と尋ねるときは、「自分が感染しないためになにをしたら良いのか」とか、せいぜい「家族とか親しい人に感染させないために何をしたら良いのか」ということを知りたいわけです。計画的に自然免疫を獲得、って言っても、学校とか仕事の予定を立てて、日時を決めて順番に感染して免疫を作って、うまくいったら次の順番の人、とかそんなこと不可能じゃん? と思う。
それで、非常に違和感を感じるわけですが、「COVID-19の「予防」にはうがいはあまり効果がない。」とか「うがい薬も効果がない」みたいに言われるわけです。もちろん統計的、かつ学術的に「予防」だけ取り上げたら、うがいはそれほど効果はないかもしれません。でも、そんなこと言ったら、手洗いやマスクでも、100%予防できるとは限らないですよねえ? 医療感染者の院内感染みたいなものの出だしてますけれども、そういう人達は必要な予防措置をとっていなかったから感染したのではないと思います。そして、市中には、統計を取るために、「感染者」と「非感染者」を分けて観察するような環境は作れないわけで、感染者もいる、非感染者もいる、不顕性感染者もいる、誰がどれに該当するのかは重症化して検査するまで分からない、ということになっています。すなわち、「非感染者」がどれだけいるのか分からない以上、すべからくせいぜい良くても「不顕性感染者」であるとみなして、「予防」を語らないといけないと思う。自分はウィルスを持っているかもしれない、だから人にうつさないためにマスクをする、発症しても重症化させないためにうがいをする、人にうつさないために手洗いをする等々です。「うがいは予防に効果が無いからやらない」という人には「予防って、あなたはまず自分が100%感染していないと言えるのですか? 今は発症していなくても、明日は発症するかもしれない。発症したら、予防のみについて、あれが効果ある、ないって学術的な見地でのみいうことに意味がありますか? 発症の可能性も考えて、軽症で済ませるための努力もすべきなんじゃないですか?」と、個人的には言いたいです。だいたい、厚生労働省のサイトではうがいを求めてるのに、首相官邸のサイトではうがいが外されているとか、まずそこから「何かの陰謀ですか?」と思ってしまうレベルです。「予防」とは「総国民が感染していると仮定して、できるだけ軽症に抑えるための予防」と明確にして、マスコミにもそのように報道させるべきだとむしろ、その方が一般的には分かりやすいのかなあ、と思います。自然免疫の獲得をめざすのであれば、誰でもいつかどこかの不特定の時期に感染を求められているからです。有効な薬やワクチンの開発が遅れれば遅れるほど、そういう要求は暗に強くなるんじゃないの? 経済の停滞とかを防ぐために、と思う。感染症には潜伏期と不顕性感染というものがあるのだから、発症者はこれからが増える本番なのでは??? と思います。