英語版wikipediaでは、ヘバト女神についての項が一つにまとまっていなくて、ばらけてあちこちに少しずつ書かれていますので、少しずつ情報をかき集めながら書いています。本日中にアップできてうれしく思います。
本文中に出てくるムルシリ2世ですが、知っている人にはすぐ分かるのですが、篠原千絵さんの「天は赤い河のほとり」という漫画に出てくるヒッタイトの皇帝です。知っている人は、今更「天河」と思うかもしれませんが(苦笑)。漫画中にはヘバト女神は出てきません。アリンナの神殿の名前がちらと出てくる程度です。で、この漫画の主人公はこの皇帝の奥さんという設定で、
「ユーリ・イシュタル」
と呼ばれています。ヒッタイトなのに何故イシュタル? とずっと思っていたのですが、そのことについてもいずれ書ければと思います。
金曜日ですので、恒例のミュージックステーションを見たわけですが、最初にタモリさんが割とニコニコしている感じだったので、
「今日は楽しく見れるかも」
と思ったわけです。で、平井堅君が歌う「家族になろうよ」を楽しみにしていたわけですが、MCで
「鉄瓶を見ると福山君を思い出す」
と堅君が言っていたので、ちょっと
「おっ」
と思ったわけです。私も「暁」を聴くときにはそんな気分になるような気もするのですが、どちらかというと昨日辺りから福山君のTwitterを見て
「黄色いボス、とか、黄帝とかアメン神とか」
いろいろと思い出して、どうも
「他のことも思い出したい」
とか思わないでもないものですからーー;。堅君の「家族になろうよ」は、最初に暗い夜空のようなバックで、その次に「小さな頃~」のところで、背景に黄色い星、というか光がたくさん浮かんで、最後の最後にまた暗くなって、その中に白くて大きな光が浮かんでいて。
黄色い小さな光がたくさん浮かんでいるところは、たくさんの名前があるのに、結局は一つのものであるアリンナの太陽女神のことを思い出したわけですが、最後の白い光は「月」なのかな、と思ったわけです。やはり私は福山君よりは平井堅君を見た方が、鉄瓶のことを思い出しそうな気がするわけです。
それから、アリンナの項には書きませんでしたが、シュメール語とアナトリア半島で「URU」とされる言葉は、古代エジプトでは「WER」という言葉になって、「偉大な」という意味でも使われているのです。時代が下ると、牡牛を意味するようになる「URU」が女神の名に使われているのは、「牡牛」という意味であるよりはエジプト的な使い方なんだろうな、とは内心思っていましたが、いずれ書く機会もあるだろうと思って今回は書きませんでした。で、メソポタミアでは「偉大な」という言葉は「GAL」といって、これが時代が下ると英語の「great」に繋がりますので、「偉大な」とか「すごい」という意味に「G」を使うのは、メソポタミア的な使い方ということになります。だから女神の「URU」という楔形文字の意味をエジプト的に解釈すれば、それを現代の英語に直した時に「Great Sun」という言い方もできるわけです。だからアナトリア的にいえば「Great UTU」というのがアリンナの太陽女神を指す言葉と言えなくもありません。
で、嵐の曲なのですが、
「曲の最後に注目」
と言ってましたので、見たわけですが、人文字で「G-UTS」と書いてあったわけで、まあ「UTS」も「UTU」も発音的には近いかな、と(笑)。嵐の曲そのものは「パレード」とか聴いた時点で、どうも太陽女神と言うよりは
サバジオス
の方を思い出したわけですが、なんというか、こういう小ネタというか、わりと大ネタを持ってきてくれるのが嵐かな、と毎回思うわけです。
あとは例によって、目のすごい人が多かったかな、と(そして、何故に今頃「プラネタリウム」? とも思ったわけですがーー;)。
なんだか、堅君にはいつも緊張するような役割ばかり振られてる? という気もしないでもないわけですが、今日はなかなか良かったMステだったかな、と思います。でも、AKB系の出演が無かったので、ゲストの座る席がガラガラしているように見えてしまって、
「大人数がすし詰めで座ってるのに見慣れてたな~」
とも思ってしまった回だったのでありました。
カテゴリー: MUSIC STATION
アナとアン
本日は金曜日ですので、これを書くのが妥当かな、と。見ていて思ったのですが、目玉は「Let it go」だったのでしょうか。その次が氣志團くらい? と思ったわけで、氣志團も長らく活動休止してた気がするのですが、いつの間に再開したのでしょうか、という感じです。
そして、思ったのですが、最近「アンと花子」という「赤毛のアン」とその翻訳者の物語とか、「アナと雪の女王」とか、なんだかメディアに「アナ」とか「アン」という言葉が目立つように思ったわけです。で、これは両方とも女の子の名前です。でも「アヌンナキ」の「アヌ」が男性で「コロン(エンキ)」を略したものだとすると、「アナ」とか「アン」も「コロン」の省略版ということになります。
で、May J版「Let it go」を聴いたわけですが、確かに歌は上手いと思います。でも、背景が真っ青の上に水色のドレスで「自由、自由」って言われるわけです。「青」は西洋では古代よりラピスラズリの色、ということで高貴な色でもあり、「太陽女神」の象徴にも使われる色で、それがまたいろんな意味へと変化していったのが西洋の神々なわけです。そして、西洋の「自由」という言葉の起源は「奴隷」の待遇をちょっとだけ良くして「奴隷じゃないと思わせる」ための方便に使われる言葉ともいえます。その象徴は円錐形のピレウス帽ですが、実際に「自由」「自由」と連呼だけするのは、ピレウス帽など被らず、高貴な青で身を包んだ人々だったわけです。May Jも当然帽子なんか被っていなかったわけで、どうも青い服でそんな歌歌われて、しかも主人公の名が「女コロン」というのは、倫理的にどうなのでしょうか? みたいなーー;。ともかく、いろんな言葉の意味を知ると、あんまり楽しくない歌な気がするわけです。
一方の「赤毛のアン」ですが、孤児のアンを引き取ったのは、マシュウ・カスバートとマリラ・カスバートという「M」のつく兄妹なわけですが、この「カスバート」というのはヒエログリフを見るに、古代エジプト語における「ラピスラズリ」のことのようです。「マ」のつくラピスラズリの蛇のシューとリラ(要するにフフやクク)が女コロンを育てるというそういう話ですか? これ? みたいな。作者のルーシー・モード・モンゴメリーって、牧師の妻だということは知っていましたが、なんというか古代エジプト神話の達人でもあったように思えてならないわけです。しかも大きくなったアンが結婚するのは幼なじみの「医者」です。なんでそんな展開にしたのか、モンゴメリがいたら聞いてみたいとか、本当にそんな感じなわけですが。(しかもアンは思い切り晩婚であった気がする。)
どうも最近は「コロン」的名前が多い上に、「青」とか「自由」とか「ラピスラズリ」という言葉がついて回っている気がします。でも、私が探しているのは、ラピスラズリなんか持てなかった庶民のシューであり、ヘケトであり、ヘパトなのです。
そういえばRihwaというお姉さんもMステに出ていましたが、これは「R-W」→「K-B」でヘパトに通じるお名前ですねえ、と思うわけです。だいたいJUJU姐さんが出たあたりから、アルファベットの名前の女の子のアーティストが増えた気がしますがMay Jの「J」ってどういう意味でしょうか? とか考えてしまうわけです。5月の「J」って、メイデイ(May Day)のこと? という気もしますが、なんというかたいていみなさん、神話的に意味深な名前な気がするわけです。miwaちゃんなんかは「三輪山」の「miwa」ですしねえーー;。
そして、最後に珍しく来週の予告が流れたわけですが、平井堅君が「家族になろうよ」を歌うとかで、え? とか思ったわけです。どうやらこの曲も入ったカバーアルバムを出すそうで、そのプロモーションの一環だと思うのですが、これは大抵の人は知ってると思いますが福山君の曲です。
ほぼ1年前にとあるところに、とある講演を聞きに行ったわけですが、それを聞いた次の日に、とあるお店で丁度背景に流れていたのが平井堅君の「いとしき日々よ」だったわけです。で、うちの親なんかが
講演の演者と平井堅君のイメージが似てる
とか言うものですから、相乗効果でどちらも覚えていたわけですが、今度は「家族になろうよ」を歌うんだ、へー、みたいな。気になってカバーアルバムの内容を見てみましたが、長渕剛の「順子」もカバーするとか。この曲は私の子供の頃に流行った曲ですが、「じゅんこ」という名前には純子とか淳子とか潤子とか、いろんな書き方があるわけです。個人の名前がタイトルになる曲も珍しいですが、なんでこの漢字の「順子」をわざわざ選んだろう? とかちらと思ったことはあります。こちらの方は堅君版を特に聴きたいとは思いませんが、なんだか不思議な選曲だという気がしたものですからーー;。(どうも曲順は「家族になろうよ」の次が「順子」であるらしい。なんでその順番? という気もしないでもないわけですが)
Mステその他
先週の方がいろいろと大変な状況で、この手の日記を書く余裕もなかった気がするのですが、本日はまともに余裕を持ってみることができた気がします。で、感想はといえば、やはり
どんな歌を歌っても、妙なのよりはまともなイケメンの方が良いかな、
と。大野君も最後に頑張ってカメラ目線を送ってた気がしますが、それでもやっぱり
他のよりはマシ
という感想でスルーしてしまう自分がいるわけです。なにせ、福山君の「HUMAN」の時の目線も凄かったような気がするわけで、それに比べればたいていのことはどうでもスルー可な気がするのです。
本日は頑張って新しい記事をアップしてみましたが、ヨーロッパ方面の神々はエジプト、メソポタミアの神々の性質を受け継ぎながら、
全く新しい要素
も含んでいるわけで、全貌を理解するのは難しそうです。正直いうと、コロンとホルスの違いも未だに良く分からなかったりするわけですが、この2つの神々から生じた
結果の違い
だけは分かるわけで、それぞれの結果に順を追って到達できるまでにはまだまだ勉強が必要なのだと感じるのです。
春ですね
今日は特に暖かかったようです。
庭のフクジュソウが咲きました。春一番の花です。
西洋の神話における「月」というのは、王権に関わる場合「武力」的なものをも意味して、どうやら意味は2つあるようです。
1.守るための武力(と知恵)を象徴する「月」
2.攻撃し略奪するための武力(と悪知恵)を象徴する「月」
ということで、おそらく「K」と読まれるトートの「月」は、本来1の月であり、
「M」とか「N」で読まれる「魔の月」は、後者の月なのだと思うわけです。ええと要するに「サビニの女たちの略奪」みたいな。
でもって、まず「家族になろうよ」を歌って、次に2的な「月」の「HUMAN」を歌って、その次に1的な「月」の「暁」を歌って、
家族になりたいのはどっち?
みたいな、そういう構成のMステだったのかな、とか思うわけで。選ぶのは白い花ではなくて、黄色い花でしょ、やっぱり、ということになるわけです。
フェニックスの謎
ようやく気が付いたわけですが、
フェニックス(Phoenix)
というのは、突きつめればPがBから変化したもの、ということで
B-N-K
となるわけで、一方、古代ローマの先住民族エトルリアでは、地母神の名前を
ユニ(Uni)
といって、UもBから移行したものとすると
B-N
となるわけで、そこにBの代わりにJがつくと
J-N
となって、ユーノー女神に変化するわけで。更に印欧語族の神ヴァルナ(Varuna)は、VがBから移行したものだとすると
Br-N
となるわけで、全部「同語源」なわけです。なるほどね、それで
フェニックスなんだ、それってユーノーのことかい!?
というのが一つ。それからもう一つ。インドでは、階級制は神が定めたもの、ということで
ヴァルナ
と呼ぶわけで、印欧語族の忌々しい階級制度は全てこの名の神から出ているともいえる。これらの神から
奪われた「B」の名前を戻して、蛇神の尻尾を切り捨てて、ユーノーとはそんなくだらんものを定める神ではない、と言わないといけないわけだ。もちろん社会というものを維持していくのにある程度の秩序は必要かもしれないけれども、それはカフカスのハゲワシが強者の権利だけを都合良く主張するための「秩序」であるわけないし、そんなすり替えもさせとくわけにはいかないから、と。
なるほどね、それでフェニックスなわけだ。「B」の言葉と「K」の言葉を失っても「神」は、その心と精神の中に何度でも復活する、と。まあ、アッシュール神のように、日輪から敵に向かって矢をぶっ放すような神であったとしてもね(苦笑)。なるほどね。