いろいろと

あるわけで。何から書くべき? と思うわけですが。まあ、順番に書くなら、先週のMステから、ということで。平井堅君が新曲の「君の鼓動は君にしか鳴らせない」を歌っていたわけで。歌詞にやたらと「ヒーロー」が出てくるのも特徴なわけですが、そもそもPVで、堅君がオレンジ色の服を着た白髪のおばあさんと踊っているわけで、オレンジは太陽の象徴の色ですし、「お婆さん」っていうのは、要するに「大姥サマ」の象徴だからねえ? ということで。ヒキガエルの太陽女神とダンスを踊る白黒の人っていったら一人しかいない気がするわけですが、意外にも親がすぐに分からなくてびっくり、という感じであって。

「ヒーロー(hero)」という言葉は、割とあちこちに出てくる言葉であって、福山君の「少年」の歌詞に出てくるし、倉木さんの「STAND BY YOU」にも出てくるし、GLAYの「HEROES」にも出てくるので、意味するところはなんとなく分かっていると思っていたわけですが、それもすぐに分かって貰えなくてちょっとびっくりみたいな感じであって。(しかも、「SEKAI NO OWARI」の曲が「ANTI-HERO」というある意味非常に親切?な構成だったので、すぐに分かるかと自分では思ってたわけですがーー;。なんとなく「hero」っていう言葉の意味も分かっているのかどうかだんだん自信がなくなってきたかも、と思うわけでーー;。この程度の英語力しかない家庭環境で、よく大学に受かったよね、自分、ってさすがに思ったわけですが(苦笑)。)

で、「牡牛トーテム」の意味も分かっていないようなので、「ミーノータウロスって知ってる?」って聞いてみましたら、やっぱり良く分かっていなくて。基本的なことが分かっていないんだ、そもそも? と思うわけですが。で、どんな神話かというと、ミーノータウロスはクレーテー島のミーノース王の妻パーシパエーが雄牛と交わって生まれた子供とされていて、頭が雄牛で体が人間の男性の怪物なわけです。で、長じると乱暴者になって手が付けられなくなったため、地下に迷宮を造って閉じ込め、食料としてアテーナイから9年毎に7人の少年、7人の少女を送らせることとした、ということで。クレーテー島は地中海の島で、古代史的にはエジプトと、ギリシャの中間的な文化を持つところ、というそういうイメージを持っているわけで。ミーノータウロス(Minotaur)というのは、「Min+Taur」という言葉に分解されるわけです。Minというのは、古代エジプトの「豊穣の月の神」のことですし、タウロスというのは、ギリシャ語で雄牛のことなので、それは併せると「月の雄牛」ということで。子供(弱者)を食い散らかして利用し、搾取する「人喰い雄牛」の象徴、ということでギリシャ・ローマを中心とした文化では、ミーノータウロス(Minotaur)は当然のように「人食いの神サマの象徴」なのだと思うのですが。しかも、「Taur」というのは「DV」という意味で、デーヴァに通じる言葉なので、ギリシャ・ローマでデーヴァって言ったらタウロス(雄牛)のことなんじゃんねえ? ということで。で、これが英語の悪魔を意味するデビル(devil)、ペルシャ語の悪魔を意味するダエーワ(daeva)の語源となるわけなのですが。これらは全部「人喰いの雄牛」ということで。で、これがローマへ行くとユーピテル(Jupiter)という名前になるのですが、なにせ「子音の変化」が分からない人にこれを説明するのが至難の業、ということでーー;。向こうのアルファベットの「D,J,T」というのは、全部同じ「D」音から派生したもの。「B,O,P,U,V,W」は、「B」音から派生したモノだから、「JU」という言葉も「DV」という子音も「意味は同じ」ってそれだけのことなのですが。

要するに、グルメを気取って食べられるものは何でもガツガツと無制限に食べてしまう「神サマ」が「雄牛」のユーピテルということで。雄牛の骸骨が飾られていた「ANTI-HERO」も、雄牛の兜を被っていた「グループ魂」の方も、暗に言いたいことは「ユーピテル信仰の徒」ということなんでないの? と思うわけですが。

で、8月と言うことで、テレビでも何かと戦争ネタが多いわけです。で「NEWS ZERO」で、翔君がわざわざパプア・ニューギニアまで取材に行って、日本軍の基地の残骸を紹介していたわけで。で、後で調べてみたら、たぶんそれはラバウルの要塞のことだと思うわけで。ニューギニアでは、日本軍は20万名以上が戦いに参加したが、そのうち生きて内地の土を踏んだ者は2万名に過ぎなかった、とwikipediaにあるわけで、多くの人はマラリアを始めとした熱帯性の感染症と飢えで亡くなっていたわけで。でも、その一方ラバウルの要塞のように守りを固めて、自給自足の体制を整えたところは、抵抗が激しいことを鑑みて連合軍が敢えて攻撃を仕掛けず、いわゆる「飛び石作戦」ということで終戦まで残されたので、後には戦後までジャングルに立てこもって投降しない日本兵の一因にもなっていたようなのですが。で、そこの要塞では地下に洞窟がたくさん掘ってあって、海岸端から奥にある基地まで移動できるようになっていたらしいのですが、今では中にコウモリが住んでたりする、ということで、戦争ネタには割と感動というか、感慨の薄い私は、むしろ「そこのコウモリは狂犬病のウイルスとか持ってないよね?」ってそういうことが気になるわけでーー;。で、松代大本営とか、日本軍はなんで地下に洞穴ばっかり掘るのが好きだったんだろう? とかって思ってしまうわけで。

で、今日ミーノータウロスのことについて改めて調べていたわけですが、そうしたら「地下に迷宮を掘るのがタウロス信仰の者の証でしょ。」って言われたわけで@@。テレビで、軽くそして面白おかしく歌でも唄っている分には、それは面白くて笑えるもの、と見えるかもしれない、でも、負けると分かっている戦争で、多くの人の命を奪ってまで、無駄な洞穴を信仰のためだけに掘り続けることは、それはそんなに面白くて笑えるものなのか? と尋ねられるわけで。人の命を食らい続けながら、自らが隠れる迷宮だけを掘り続けるのが彼らの信条なの? って思うわけですが。

そして、いろんな人達が「犠牲となって苦労したんだから立派な人達だった」みたいな思想には巻き込まれてはいけない。弱者が犠牲となったことを褒め称えるということは、それを正統化する思想に繋がるし、それこそが「敵の文言」だから、って言われるわけで。要するに、敵は自分のやったことを誤魔化すために、「死んだ人達は立派な人達だった」って詭弁を弄するってことですよねえ? ということで。使者はただ、正しく弔えばそれで良いもの、であってそうやって政治利用されるような文言に巻き込まれてはいけない、ということのようで。まあ、私もそういう精神に乏しい人のような気はするのですが、今夜は戦争ネタがいくつか続きますのでねえ? 予防的措置ですか? と思うわけですが。まあ、あんまり日本人が、戦争を追悼するみたいな番組は今まであんまり見るのが好きではなくて、それほど見たことはなくて。代わりに見たことがあるのは、「戦場のピアニスト」とか「シンドラーのリスト」とか「ショア」とか、ホロコーストに関するモノばっかりだよ、そういえば@@。ということで。

で、ふと「ヒーロー(hero)」という言葉も、子音は「HO」から成っていて、「A,H,I,K」は「K」音から派生した音、「B,O,P,U,V,W」は「B」音から派生した音だから、それは「KB」ということになりますし、H音を優先的に取れば「HB」となって、「へび」ってことですよねえ、それ? と思うわけで。印欧語においてはヒーロー(hero)が男性形で、ヒロイン(heroine)が女性形になるので、ヒーローと言わずにヒロインと言ってはダメなの? と思いましたら、「イン」は「イナンナ女神のイン」であって、その名前を取ると、貰える神サマの名前が限定されてしまうからダメって言われるわけで。だから、二人でその名前を共有すれば、って言われるわけで。それがまさに伝統的な最古の「神の名」ということになるようなのですが。

で、要するに大祝家というのは、文字通り純粋に「神の代理人」ということだ、って言われるわけで。結局、建御名方富神の本質は八束水臣津奴命であって、諏訪だけに限定される神サマということではなくて、出雲族全体の祖神なので、それに相応しい人は、各地に散らばった出雲神族の中から選ばれる、ということで、必ずしも大祝家から出るのではないわけで。で、かつては各地に、「富部」と呼ばれる小共同体があったわけで、それぞれにそこの首長がいて、「神の代理人」がそこを治めていたわけだから、大祝家も直系に近いけど、そういう家柄の一つ、みたいな感じなんですよねえ? と思うわけで。だから、大祝家に力の強い神サマが生まれれば、その子が文字通りの建御名方富神になる可能性もある、ということのようなのですが。