本日の日誌その2

日テレの「深イイ話」のスペシャルに福山君が出る、というので見てみる。見たら、蛇の兄さんから「金スマは、だいたい高校時代のこととか持ち出すなんて、『自分が頭いい』って自慢してるようなものでしょ。」と言われる気がするわけで-;。しかも、近々今の生活も公開される、すなわち、豪邸暮らしとか、ライブのためにせっせと体を鍛えることとかがテレビで流れる、ということで。富の王家のおっちゃんは、「いかに自分が大富豪で、かつ真面目に生活しているのかを、妻神にアピールする気だ。なんと言っても、女心は直接的な現金が大好きだから。」と言ってメソメソする気がするわけでー;。

そりゃ、女の人じゃなくても、直接的な現金が嫌いな人はいないでしょうが? とは思うわけですが、あんまり守銭奴みたいに思われてもどうなの? とも思うわけで-;。音楽家の兄さんは、まあイメージとしては、「ちょっとエキセントリックなロックアーティスト」みたいな感じだと思うわけですが。でも、個人的には「実業家」としての才能がより優れている人だし、イメージも含めて、「自分をどう売っていくのか」ということを、ものすごく心得ている人だと思う。そういうところは、実家が代々事業をしていたので、そういうノウハウが自然に身についているのかもしれないし、賢い人であるから、ということもあると思う。音楽家の兄さんの、芸能人としても常人ではない大富豪っぷりは、アーティストというよりは、実業家としての才能によるところが大きいですよねえ? とも思う。

だいたい、音楽家の兄さんのお金持ちっぷりは、楽曲に関する「権利関係」の権利を一手に握っているところが大きいのです。普通は、ジャンルを問わず、歌を歌うためにデビューしようとしたら、レコード会社と契約してCD(昔はレコード)を作って貰って、かつ流通ルートの乗せて売って貰うわけで。で、一般的には芸能事務所に所属している人が多いから、事務所に所属して芸能活動を支えて貰い、かつレコード会社に曲を売って貰う、ということになるから、「曲」というものに関する権利と収入は、人によって差があっても、事務所とレコード会社と分け合うことになるわけで。人に作詞作曲をして貰えば、著作権も作詞作曲者に派生するわけですし。だから「曲」というものに関する収入は、華やかなところで歌を歌っている人に全ての権利と収入が入るわけではないわけで。事務所とかレコード会社が大きな権利を握っている場合が多い。特に楽曲の「原盤権」というものがあって、そういうものがレコード会社が握っていることが多くて。これをレコード会社が握っていると、たとえ自分が作った曲でも、レコード会社を変えた場合、以前の会社で作った曲は許可なくして使用できない。だから、ベストアルバムとか出したい場合には、許可を貰うか、何らかの形で新たに製作し直す、とかしなければならなくなる、ということで。その代わり、レコード会社の影響力というものは大きくて、TKも、「新人の頃、売れるためには、レコードを出しただけでは意味がなかった。まずは、レコード会社の中で、『次はこのバンドを大きく売りだそう』という地位について、大きく後押しして貰えるようにならなければならなかった。」と言っていたくらいだから。でも、音楽家の兄さんは、ごく初期の頃から、自分でレコード会社を作って、しかも曲が売れて、楽譜を出版するようになると、出版会社を作って、という具合だから、自分の楽曲に関するほぼ全ての権利を自分で握っているところが、「常人」ではないわけです。大手のレコード会社と契約しているのは、CDの流通ルートの利用に関してくらいであると思う。そして、そうやって得たお金で、自前のスタジオを作って、それをまた人に貸したりしているから、そういうところに「商才」というものがあふれてるのだと思う。

というわけで、確か蛇の兄さんの総資産は100億くらい、と言われてるわけですが、音楽家の兄さんは? とふと思う。大名家のおっちゃんからは「桁が違う」と言われる気がするわけでー;。富の王家のおっちゃんの憂鬱の原因はその辺りにあるらしいのですがー;。まあ、でも蛇の兄さんが大事だから、と思うわけですが。今は穴掘りの方が大事なわけですしー;。