昨夜は特に夢も見ず。昼寝をしている時になんだか夢を見て。まだ学生で、学年が上がったので、なかなか会えなくなった友達に会いに行って、その帰りに帰ろうとしてどこかの病院に迷い込んでしまって、そこから出ようとしてもうまく出れなくて、地下に潜って、狭いトンネルみたいなところから抜け出そうとしたら、「まだ貫通していないから駄目」とかって言われる夢で。で、昨日の夜は、なんだか大きなデパートみたいなところで、斎宮の宮と二人で買い物をする、という夢を見て。で、春宮も唐突に出て来て、何か話をして。このお二人の夢を見るのも珍しい、と思って。
で、本日は天気予報では午前中雨、とのことだったのですが、午前中は晴れて、午後夕立が来て。でも、その割には割と掘れて、とっこもまた新たに一つ出たのでした。で、一番最南端の土の中に、タールの塊が少し入っていて、それを削り落として。そのすぐ北側に大きな黒いビニールが入っているので、それも徐々に掘らなければならないわけで。で、昨日は「買って欲しい」と言われていたソフトをまた少々買って。そうして穴を掘っていたら、「そもそもエレウシスとはなんのことだと思うのか。」と尋ねられるわけで。ギリシャにあるエレウシスの遺跡は、古代の豊穣の女神デーメーテールの聖地であって、デーメーテールとその娘ペルセポネーの死と再生の神話に関する密儀があった場所なわけです。その神話は、デーメーテールの愛娘ペルセポネーが冥界の神ハーデースに誘拐されて黄泉の国でハーデースの妻にされてしまうわけです。で、娘がいなくなったデーメーテールは女神としての仕事を放棄して地上を彷徨い、エレウシスでその地の王子の乳母となって、人間に身をやつして暮らしていたのですが、王子を「不死の存在」に変えようとして、特殊な薬を体に塗って、火であぶっていたら、そこを王妃に見つかって、騒がれたために王子は不死の存在になりそこね、正体がばれたデーメーテールは「自分を祀るように」と言い残してエレウシスを去った、と言われており、それが密儀の始まりと言われているわけで。で、神話ではデーメーテールは遂に娘がハーデースに誘拐されたことを知るわけですが、ペルセポネーは冥界の食べ物を食べた後であったので、完全に地上に戻ることが許されず、1年のうち2/3は母親と共に地上で暮らし、残りの1/3は冥界で夫と共に暮らすこととされ、ペルセポネーが冥界に下る時期には、母親のデーメーテールは悲しむので、世界は冬になってしまうのです。ということで、これは季節の循環を現す神話ですし、そもそも、ペルセポネーは娘時代にはコレー(乙女)という名前であったとされるので、コレー(乙女)、デーメーテール(壮年の女性)、ペルセポネー(死した老いたる老婆)は、西欧につきものの「三相」を示す一対の女神であって、「同じもの」とみなされるそうで。この3組の女神が、人生も示すし、命そのものの「循環」も現すわけです。でも、死したるペルセポネーを蘇らせるためには、相応の「犠牲」が必要とされたはず。「不死」とされようとした幼い王子とは、ペルセポネーの命と引き替えに、というか冥界でペルセポネーの新しい「愛人」となるために焼き殺された男の赤ん坊のことでしょ? と思うわけで。だいたい、こういう儀式は農業と関連があって、西欧では麦の種蒔きは秋から冬にかけて行われるので、種蒔きの時期の前後にこういう儀式が行われて、人々は赤ん坊と共に冥界に下り、冥府の女王と同じテーブルについて、同じもの(すなわち焼いた赤ん坊)を食べて、新しい命を得て若返った女神が次の収穫の時期に豊穣をもたらしてくれるのを祈る、し、場合によってはお酒なんかが入って乱交状態になり、そうやってできた通常外の赤ん坊が次の儀式での犠牲になる、とか「エレウシス」とはそういう祭祀だったのではないの? と思うわけで。だから、これが西欧に広く広まる「クリスマス」と同じモノだよね? と思うわけで。そうすると「エレウシス」という言葉の意味は? と聞かれるわけで。「エレ」という言葉はそもそも「神」という意味だから、それは「ウシス神」とでも呼ぶべき地名だよね? と思う。そうすると、ギリシャ後での「ウシス」は、エジプトでの「ウシル」すなわち「オシリス」のことでしょ、と言われるわけで@@。要するに、「エレウシス」で行われるのは、オシリスの死と、麦としての再生の神話の再現で、冥界に送られる子供は生きたまま焼かれたんだ? と思うわけで。そういうことは、古代の西欧ではどこでも当たり前のように行われていたことで、だからこそ西欧の神々は人食いの「悪魔」なわけですがー;。コレーとは、トルコの古い時代の太母キュベレーのことで、ローマではリーベラと呼ばれ、デーメーテールはディアーヌ、ペルセポネーとはウェスタとなる、と言われるわけなのですが。