本日も工事があるので出かけて。そして、兄さん達は出来るだけ医者の世界から私を遠ざけておきたいんだなあ、と思って。
で、工事の人が来たわけですが、今日はなんだか、土曜日にもたもたと作業していたのに比べれば、急いで仕事をしているなあ、と感じていたわけです。それでも、午前中は普通だった気がして、家の東側の境界の沓石を掘ったり、境界ブロックを敷いたりしていて。で、家の北側の土を掘ると、なんだか石がたくさん出てくるので、ちょっとヘンだとは思っていたわけです。それで、午後になって、せめて見えているところの石だけでも拾おう、と思って掘られた穴から石を拾っていたら、北から2番目くらいの穴から石が割と出て来て。ちょっと掘らなければ駄目だな、と思って掘っていたら、その下から太いワイヤーみたいなものが顔を覗かせていて、「何これ?」と思って。普通、そんなものが土中に埋まっているはずがないので、親も呼んできてせっせと掘ったら、意外と長くて、しかも途中で一重に縛ったみたいな形で入っていて。そして、そういうものを土の中に埋めると、普通は納まりが悪くて土が浮いてきたりするものだと思うので、例によって周囲に大量の石を重ねて埋め込んで押さえ込んであるわけで。家の北東の「鬼門」によりにもよって、こういうものが埋められているんだ? と思って。で、私たちがそれを掘っていると、職人さん達はそこに沓石を置けないので、家の北側の沓石の穴を急遽掘り出して、しかもものすごく急いで掘るわけです。だから、何かヘンだな-、と思っていたら、わざわざ虐められないように囲って大事にしていたマシュマロウを3本もわざと切られて倒されてしまって。しかも、途中で、ビニールのゴザみたいなものが土中から出て来て、それを穴の分だけ切り落として、他を埋め戻そうとしているので、それも「切らないで」とお願いして止めたりして。なんだか、ゴタゴタして大変だった一日で。マシュマロウの件はけっこう腹がたったのですが、結局ワイヤーを女手では掘りきれなくて、重機で掘ってもらったので、あまり文句を言わないことにして。2m以上もあるような長いワイヤーで、途中で結んで「×」を作ってあって、まるで蛇のように見えるわけで、兄さん達は「ユーピテルの偽物のシェンリングだ。」っていう気がするわけで。親からは「よく見つけられた。」って言われたのですが。それはやっぱり、兄さん達と結縁することを心がけて、いろいろとやっているから、普段はぼーっとしていても、大切な場面で「気をつけるように」って言って貰えるからだと思うわけで。これで、家に送り込まれてくる悪夢とかがまた減れば良いなあ、と思うのです。
で、ワイヤーを掘ってしまったら、職人さんたちは急に休憩して、それで急遽明日の作業はお休みになって。きっと敵は、大事なアイテムが掘られてしまったので、作戦会議なのではないかと思うわけですが。兄さん達からは、「この世のあらゆる物は、呪術と魔法でできている。」って言われる気がするわけで。だから、自分の力を強めるものは家に入れなければいけないし、弱めるものは入れてはいけないわけで。学校の授業で「闇の魔術の防衛術」だけ教えて貰えなくて、それを独学で勉強しなければならなかったハリー・ポッターのように、我が家はそれが全然できていなかったので、結局兄さん達に教わりながら、独学で勉強中、ということで-;。職人が来なければ、一日かけてゆっくり石を片付けられるわけですから、それは良いのですが、今日はとても疲れた一日だったのでした。