本日の日誌

昨夜は特に夢も見ず。寝る前に、なんだか6番目の子から「自分はチャラチャラした男が嫌い」とかって言われた気がするわけで@@。「誰のこと? それ?」と思ったわけですが-;。でも、その呟きは全ての人に聞こえたわけではなかったみたいで、亀の子に「なんか悪口言われたでしょ?」って聞かれた気がするわけで@@。聞こえてなかったのなら、黙ってよー、と思って、私の分身の蛙の子が「何にも言ってないよ」って言ったら、6番目の子が「『チャラチャラした男は嫌いだ』って言ってんだよ」って大きな声で言ったわけで@@。蛙の子はびっくりしてひっくり返ってしまって、その二人はなんだかんだ言って私をだしにして張り合っているだけなんじゃないの? って呟いていたわけですがー;。6番目の子はそんなことはない、私が絡んでいなければ、亀の子がどこの誰を好きになってどう付き合うのかはその人の勝手、っていう気がするわけで@@。4番目の子は、どっちも似たような仕事をしてるくせに、妻神にそんなこと言っても無駄っていくら言っても聞かないし、って嘆くわけで-;。6番目の子が「夫」に選びたがる人材の好みというのはなんとなく分かるわけで、目の力が強くて、仕事も一生懸命で、あんまり遊んだりしなさそうな、ごく真面目でタフで寡黙な感じの人が好きですよねえ? と思うわけで。准一君とか涼介君とか、見てくれはともかくそういうタイプでしょ? って思うわけで。4番目の子は、「自分はあれだけ妻神に対して言いたいこと言ってるのに、寡黙なタイプが好きって言ってもねえ?」って呟くわけで。剛君とかは、そんなにチャラチャラしたのが嫌いなら、ごくごく真面目で堅実な1番目の子を推したらどうなんですかね? って突っ込んでた気がするわけで@@。亀の子は「負けない」って言っていた気がするわけで@@。

で、本日は「お仕事」を休ませて貰って病院に行く日であったので、病院に行って。お手紙も無事に出すことができて良かったな、と思ったのですが。でも、病院に行くと「焼き場の魔女」とかってけっこう周りの人に呟かれる気がするわけで@@。「火天」の名前を貰うと、そういうことを言われるようになるんだ?? と思ったわけですが-;。でも、仏教的には「火葬」は正規の葬儀法ですし、私自身も火葬は衛生的に必要なことって考える人だからそれはいいんじゃないのかねえ、って言われる気がするわけで。ただ、その呼び方は聞こえがよろしくない気がするのですけれども?? と思うわけで-;。

で、時間のある時に神話の勉強をしようとして、「ローマ神話」の本を読んだわけで。時代が下るとローマの最高神はユーピテルとその妻ユーノーと考えられるようになるのですが、ローマ創設の伝承では、ローマを建国したラテン人はギリシャに負けたトロイアの人々の末裔で、とある王女でウェスタの巫女だった姫がマールースとの間に、ロームルスとレムスの双子を産んで、その子供達をディアーヌの化身である狼が育てる、ということになっていて。ユーピテルとユーノーは直接の祖神ではない、という扱いであって。で、ユーピテルやユーノーは、当初はもっと格下の神々であって、ユーノーは月の女神であって、出産等に関わる女神であり、一方のユーピテルは火打ち石をご神体とする一地方神であった、ということで。で、サートゥルヌスなんかもかつては一農耕神みたいな扱いであったらしいのですが、この神はこの神で祭壇で燃えている火が本態であったようで。ローマの神々は、当初は名前はなんであっても、「火」を本態とするような「火」の神に対する信仰が強かったようで。ユーノーの方は、「月の女神」であったということは、子音も近いですしディアーヌに近しい女神であったと思われるわけです。そして、もう一方の「火の女神」であるウェスタはケルトのベリサマ&ベレヌスと近い神ですので、ローマの根源的な神々というのは、中欧から東欧、北欧の人々に近い神々であった、という印象を受けるわけで。でも、その子孫達は自らを失われた「トロイア」の末裔だと述べているわけで。トロイアの遺跡はトルコの東岸(エーゲ海に面した地域)にありますので、それが事実だとすると、ローマの根源的な宗教は古代の小アジア的なものであることが妥当な気がするので、ケルト的な「火神信仰」を持っている時点で、伝承と現実に矛盾を感じるわけで。ケルトに近い文化を持っている人々が、何故トロイアの末裔を名乗るのだろう? その意味するところは? と思うわけで。

で、ギリシア神話的な「トロイア戦争」というのは、要はギシリアの同盟連合軍がトロイアという都市国家を滅ぼした、という話であって。それを受けて、そこから逃げ出した人々の子孫がイタリアにたどり着いてローマを建国した、ということらしいのですが。でも、ギリシア神話的「トロイア戦争」というのは、エーゲ海やアドリア海周辺に住んでいた人々がヒッタイトを滅ぼした戦争の記憶の改変版でしょ? と思うわけで。ということは、ローマ人は、自分達が滅ぼしたヒッタイトの子孫だと暗に名乗りたいの? と思うわけで。でも、ヒッタイトの主神は太陽女神ヘバトであって、火の女神ウェスタは微妙に性質は被るところもあるかもしれませんけれども、月の女神ユーノーなんかは全然異なる性質の女神であって、なんだかヘンな気がするわけで。で、ヘバトの夫は天候神テシュブであって。そして、ユーピテル(Jupiter)は? って聞かれる気がするわけで。そっかー、発音では「ユー」としか読まなくても、綴りで「Ju」と書くと言うことは、T音から変化した音であって、それはヒッタイトにおけるテシュブとほぼ同じ子音、すなわちユーピテルとはローマ的な「テシュブ」のことなんだ? って気が付いて。ローマ人は自らが滅ぼしたヒッタイトの末裔を何故か名乗りたがっていたわけです。もちろん奴隷としてヒッタイトから連行された人達もいたでしょうから、子孫は混血の結果、そういう人達の血も引いている人もいたかもしれませんけれども、正統な直系の子孫とも言いがたいわけで。それにも関わらず、ローマ人がそう名乗りたがるのは、「自分達がヒッタイトの正統な後継者だ」って名乗れば、かつてヒッタイトが持っていた権利を全て「自分のもの」として主張できるから、ということのようで。

でもって、古代のローマ人の生活を見て見ると、男系的であって、そしてローマそのものも「大きな大家族」みたいに考えられていましたけれども、その中では個人個人の権利意識がものすごく強くて、要するに「利己的」な域にまで達していたということで。古代ローマで、農業なんかをまだ自前でやっていたころは、農場主というのは「土地の境界」というものをとても重要視していたわけです。なぜなら、境界が自分の財産の範囲を決めるものだから、とても重要なわけで。で、当時のローマの法律で興味深いものがあって、それは隣人に呪いをかけて、自分の財産を増やそうとすることを禁止する、というものなわけで。ということは、「国家は一つの家族」であるとしても、個人個人はそれぞれの財産が大事で、隣人は
あわよくば搾取の対象なわけで。国家が家族、というのは利害関係が一致しての「家族」なのだということが良く分かるのですが、そういう法律があるということは、そうやって隣人を呪って、財産をかすめ取ろうとしている人がいた、ということで。で、いつの時代もそうですが、有力な権力を持っているものには法律なんて意味がない、ということは良くある、ということで。要するに、実力者は隣人の財産をかすめ取ることもある、ということがローマ式、ということで。要するに、ローマの神々というのは、どんな名前を持とうと、そういう利己的な個人主義を守ってくれる神サマなわけです。だから、彼らにとっては主神がテシュブを意味する「ユーピテル」である、というのは、テシュブが支配していたヒッタイトが自分達のものである、という主張の現れに過ぎないわけです。だから、今ではヒッタイトの主神は太陽女神ヘバトであると分かっているにも関わらず、ローマの息がかかっている人々は、ヒッタイトのレリーフの中で、王がヘバトに酒を捧げる図を否定して、スカートを履いている女神を男神に仕立て上げたりしているわけで。彼らは、今でも考古学的にヒッタイトの主神を「男神」にしておきたいわけです。でないと、ヒッタイトの末裔としてユーピテルの権利を主張できないから、ということで。でも、ユーピテルに対してやっている祭祀は、根本的にはウェスタにやっているのと同じようなことをやっているわけで、口先で「ユーピテルが主神である」と言っていても、真の主神は誰であるのかはみんなが知っているわけです。ということで、ローマ的詐欺の宗教は、そもそもユーピテルが主神扱いされるころから始まっていたということらしくて。歴史的にも気合いが入っているわけで。

で、時代が下ると、ローマの神々は、隣のギリシアの神々と協力に習合して、ほぼ「同じ神」みたいになってしまうわけで。そうすると、ユーピテルはゼウスと、ユーノーはへーラーと同じ神、とされるわけで。そうすると、ローマはゼウスやギリシャの神々に属する知識とか技術とか英知とかを全部「ローマのもの」と主張するようになるわけです。何故なら、ゼウスはユーピテルと同じ神なんだから、ゼウスのものはユーピテルのもの、ということで。で、時代が下ると更に東方の新旧取り混ぜた様々な宗教がローマに取り入れられるわけですが、そういうものは結局は国家が公認して、国家が神殿を建設して、というように国家の管理下にあって始めて正式に「ローマのもの」と認められるわけで。そうなると、東方の神々も、当方の文物もローマのもの、ということで。そこで、最後にやってきた最大のものが「キリスト教」なわけで。結局ローマ人は、キリスト教を唯一絶対の宗教として、それを世界中に広めてしまえば、世界はキリスト教のもの、そしてキリスト教の中心はローマにあってローマ人がそこを牛耳っているんだから、世界はローマ人のもの、というよりも厳密にいえば、男系の男神を主神としている「真にユーピテルを信仰しているラテン人のもの」ということで。それは個人名というよりも「父なる天空神」という意味なわけです。要するに名前はなんであれ、「父なる天空神」を信仰している人々がローマ人、ということで。彼らが、真のローマの祖神であるウェスタとディアーヌを好き勝手に利用し、東方の神々も利用し尽くし、そして今ではキリストの名を利用している、とそういうことのようで。何故なら、ローマは男系の家父長制の国ですから、ユーピテルの家族である女神達は、家長の言うことに従わなければならないから、利用もされ放題、ということで。だから、「太陽女神」に属する者は、自分の「権利」を手放してはならない、お人好しなことをしていると自分に属する人々も全てローマの財産にされてしまうから、っていうことなのだと思うわけですが。