本日の日誌

ええと、今朝方は「東京にもあったんだ」で目が覚めて。

で、1日かけて「KINGDOM OF HEAVEN」を見て。で、これはエルサレム王国(1099年 - 1291年)という十字軍が創った国家が、アイユーブ朝の王サラーフッディーンに滅ぼされる、という歴史的事実を踏まえたフィクションなわけで。タイトルは「天国の王国」という意味で、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の聖地であるエルサレムのことなわけですが。たぶん、物語の一番の見所は、終盤にエルサレムの街の守護を任された主人公バリアンとサラディンとの攻防戦だと思うのですが。

で、見始めてすぐに、「エルサレム」という街の名前の意味は? って聞かれたわけで。「エル」というのは「神」という意味ですし、「サレム」というのは、たぶんアラビア語で「平安」とかそういう意味だと思うので、「平安の神」とかそういう意味? と思ったわけで。要するに、かつて神の名の元に平和を願う人達が創った街が「エルサレム」なんじゃないのか、という気がするわけで。現代的に言えば、ムスリムの人達は、そのような神のことをアッラーフと言うのかもしれない、と思ったわけで。で、「サレム」という言葉は、更に突き詰めると子音的には「KM」となりますから、これも「ハーン」とか「カーン」という言葉と「同起源の言葉」なんだな、と気が付いたわけで。それは「神」とか「首長」を意味する言葉でもあるし、そういったものが「平和をもたらす」という意味もあるんだな、と思ったわけで。そう考えると「エルサレム」には「平和をもたらす神(首長)の街」という意味もあるんだな、と思うわけで。

で、その街を守るバリアンという騎士の役がオーランド・ブルームであって、攻めるサラディンの役の人がシリア人の役者さんであって。登場人物の大半は、いわゆる白人であって、よろしくない目の人達が大勢出ているわけです。だいたいオーランド・ブルームは創価の人だった気がするわけで。で、役者ですし、「巻き込む目の力」が強い人な気がするわけで、見始めてすぐに私の目の中に入ってこようとしていて、蛇の兄さんに追い返されていた気がするわけで。で、私もあんまり「人の目」を見るのは得意ではないのですが、サラディンの役の人は兄さんと同じく「蛇の目」の人であった気がするわけで。そして、「平和をもたらす神(首長)の街」の「神」に相応しいのは、敵の神(首長)なのか、それとも蛇の目の人達の神(首長)なのか、と聞かれた気がするわけで。その街も「ハーン」と同じ名前を持つのであれば、先代のハーン(豚のキアン)が食べられてしまった後には、神の名は新たなハーンの名に書き換えられるべき、だと思っている人達もいる、ということのようで。その街は、その名前に相応しからぬように、長い間血で血を洗うような争い事の対象にされて穢されて来たけれども、ユダヤ教徒でもイスラム教徒でもキリスト教徒でもない「ハーン」が、誰に対しても公平で平等な「ハーン(神)」となって、その名に相応しい街となって欲しい、という願いが込められた映画なんだな、これは、と思ったわけで。その街と同じ名前を持つ者の守護者に相応しいのは、「蛇の目を持つ神」であるのだし、その人のことを忘れないで欲しい、となんだか言われる気がするわけで。まあ、ときどき例の「合い言葉」を復唱させられるし、忘れないと思いますけれども、と思うわけで。

それ以外では、お湯のパイプの数を数え直したり、土台の設計図を見直したり、コンセントの設計図を見直したりしていたわけで。割とのんびりした一日だったのでした。