バビロニアの軍神かつ太陽神といえば、マルドゥクの他にネルガルがいたはず? と思うわけで。いろいろ調べると、要するにネルガルはクターの主神、マルドゥクはバビロニアの主神、ということで、どちらも「蛙」という名前の女神を妻にしていますから、根本的には「同じ神」が2つに別れたものかと思います。マルドゥクはメヒトから派生した「太陽神」ですが、その一方ネルガルは「偉大なるN」という意味なので、メヒトの子音の「t」はそもそも「女神」を意味する言葉ですので、男神に変更されれば、使用する意味がなくなってしまうので、外れてしまっても不思議ではないわけで。かくして、印欧語族の助力を得て、行ったこともない祇園の頂点に君臨した「印欧語族の神」である「ミトラ・ヴァルナ」に対して、正式に「ローマの主神を誰とするのか?」という問い合わせが来てるんだから、その質問には明確に答えておいた方がいい、って言われるわけで。じゃ、それはマールスということで、って言うしかないわけで。
じゃあ、ついでに八坂神社の主神は、頗梨采女と諏訪社の建御名方富命ということで、って言っても良いわけで。「そこまで言うと、関係者から微妙に苦情がくるぞ。」って言われるわけですが。でも、質問が「印欧語族の神」に対して来ている以上、印欧語族の意思を尊重せざるを得ないし、彼らは力のない神サマを認めてくれないから、素戔嗚尊と櫛稲田姫命って言えないでしょう。彼らが好むのは、夫神に守られているだけの女神ではなくて、自分で八岐大蛇を狩り出すような狩人の女神なんじゃないの? と思うわけで。なんか、農耕の豊穣の女神のはずが、どう見てもトラキアのベンディースとか、ケルトのエポナみたいな方向性になってしまうわけで;。だいたい、蛇の兄さんから「琥珀の目」は「可愛らしい表現で、ケルトのエポナ」って言われるわけで、でも、その女神は馬に乗って男と共に戦場を駆け回り、戦の熱狂を煽って、男達を戦死に追い込んだ後、彼らの魂をあの世(要するに一生懸命戦ったのなら、行き先は「天国」的なところだと思うわけですが)につれて行くっていう系統の女神ですよねえ? 「可愛らしい表現」で「ケルトのエポナ」って言われても、それは男を死においやって、あの世につれて行く死に神女神という、「可愛らしくない女神」な気がするんですけど?;; って思うわけで。というわけで、返答はこんななわけです。祇園における、主神が武塔天神と頗梨采女であることは変わらず、ただ、その「神」の名前を貰った人が入れ替わっただけなら、誰も文句言えないでしょ? 実力でその地位を得たんだから、って言われるわけで。まあ、そういうことなわけです。