要するに、昨日もいろいろなビデオも見て、「悪食」的なものも見ていましたら、誰かが私の無意識に近い所に「何が真の望みなのだ?」と尋ねたようで、私も無意識のうちに「お前達を滅ぼすことだ。」と答えたらしいです。で、動揺した相手が「では本気で滅ぼす気なのだな。」と呟いたのは、私も気が付いたわけで、それを聞いた兄さんが「直接コンタクトして来たな。」と呟いたわけで。
どうもね、敵がなんとかそちらを「見る」のを止めさせようとして、直接取引(というか誘惑)を試みたらしいですが、私があまりにも単純明快に答えたので、敵も味方もびっくりしたらしいです。何故、私がそこまで激しく彼らに対して怒りを抱いているのかが、分からなかったらしい。
なんというか、昨日はいろいろと昔懐かしい女性アイドルの動画を見ていて、昔の気持ちを思いだしていたわけですが、でも自分の中では何故かしっくり来ないわけです。私の青春時代の曲で一番愛していた曲は、結局ZARDの曲であって、そこにいろいろな当時の思い出とかが詰まっているわけだから、死者の曲にはなるべく触れない方が良い、と言われても、そこに触れなければ昔の本当の気持ちなど思い出せないからです。で、「なんでそこまで怒っているのか?」と誰からも尋ねられたときに、ふいに彼女の動画を見たいと思ったわけ。それもPVではなくて、昔彼女がまだテレビに出ていた頃の映像を。それでいくつか探して見て見たわけですが、見ていると昔、兄さんが「いつか、一番大切なお歌をその人に送って貰います。だから、彼女のことを忘れないでいて下さい。」って私に呼びかけていたんだな、ってことが分かるわけです。きっと、それははっきりとは私に届いていなくても、どこかに残っていて、それで私は彼女のことが好きになったのだと思う。
それから、Mステに最後に出演した時に、彼女は「負けないで」を唄っていて、そして白黒の服を着ていたな、と思い出したわけです。で、その動画もあちこち探し出して見て見たわけです。そうしたら、「神よ、私の命を捧げます。どうか、3人のところに戻って下さい。」って彼女が言ったのが聞こえた。そして、それは私があの途方も無い「組合」とやらと取引しようとした時に、最後に私の命が要求されることを避けるために、彼女が自分の命を、先が短い命だからと思って、代償として差し出してくれた時に、願ったことだと分かったのです。どうにも、今の私の意識は兄さんと非常に近いところにいるので、彼の考えていることがふいに読めてしまうことがあるようで。
そして、分かった。第一次世界大戦、第二次世界大戦と、世界の各地で大勢の人が亡くなった戦争で、何故そうなったのかを。敵が敵同士で殺し合っただけのものも、それはあるかもしれない。でも、亡くなった味方の多くは、「私の家系」を守るために、もはや神々としての能力も失われ、「願いと代償の取引の方法」をうまく使いこなすこともできず、本家と総本家、分家と本家という風に分断に分断を繰り返されて、一族としての結束すら維持する力が残っていない「家系」を守るために、みんな「代償」として命を差し出してくれたのだということが。どうりで、満州に行っていた叔母、朝鮮に行っていた叔母、中国で兵役に就いていた叔父。我が家だって、あの戦争に関わっていた人々は大勢いたのに、なんで、家だけ誰も死んでないし、たいした苦労も被害も受けなかったんだろう? って以前から不思議に思っていましたが、そういうことだったんだ、と。でも、あなたたちだって知ってると思うけど、あの人たちがどういう人たちか知ってるでしょうが。敵の手中に陥り、兄弟家族の中でむさぼり食い合うしか能のない連中だった。彼らのうちの誰一人として、人様から命を捧げて貰って生きて当然だった者がいたなんて、わたしにはさっぱり思えない。そして、それはその延長線上にいた私だって同じ事だ。
泉水ちゃんが亡くなった時、私は理由はよく分からなかったけれども、絶対にあのタイミングでの彼女の死は自分に関係があると思っていた。そして、兄さんはきっとあんな風に彼女を死なせてしまって、非常に怒っていたと思いますのでね。きっと、その怒りの気持ちも強く私のところに届いていたのだと思う。みんな、それでも私の命を守るのが第一だと思って、彼女の死をとても悲しく思っていても、「それを乗り越えて、前に進まなければ。」と思って動いてくれていたのだと思う。でも、あの時、私の心は凍てついて、激しい怒りに満たされ、そして「どんなことをしても、人の命をあんな風に奪うシステムみたいなものの本性を暴いて、この命をかけても一矢でも二矢でも絶対に報いれるだけ、報いてやるぞ。」と思ってた。そして、その結果が裁判だったわけだから、私が敵に対して冷酷かつ怒りっぱなしなのは、彼女の死が原因なのだと言うしかない。そこにあるシステムなんか知らない。でも、人の命が真っ当に寿命を迎えることができすに、不当に奪われるようなシステムがもし仮にあれば、それこそが私にとっては「代償を支払うに相応しい出過ぎた行為」としか思えない、とそういうことなわけで。
きっと、兄さんも誰も、みんながどうやってこのどうしようもない一族を守ってきたのか、私に知らせるつもりはなかったのだろうし、だいたい知る能力すら無い身内もけっこういるように思えますのでね。でも、知ってしまったからには、こういうしかない。そんな風に甘やかされて、自分のために多くの人の命が奪われたことを知っていて、なおその上に安穏と生きて、3人の夫と楽しく生活していればそれでいいって言われて、それが当然だって自分で思ってしまったら、その時に私自身が「人」ではなくて、「人でなし」になってしまうのだと思う。彼女が命をかけて尽くしてくれたことに対して、例え負けても、こちらも命をかけてお返しできてこそ、私は自分が「人」だと思えると、それだけのことです。だいたい「止まっていた時計が今動き出した」は2番目の子の歌だし、「負けないで」は兄さんの歌だし、「君がいたから」や「かけがえのない人」は一番目の子の歌だ。しかも、こういう事態になって、「かけがえのない人」は死者の歌であっても、いろんなことを気が付かせてくれた歌であって、彼女には4人とも、誰もが返せないほどの恩とたくさんの思い出があるのだと思います。兄さんと2番目の子は強いから、私が彼女の動画を見たいと思えばそれほどの感情は示さずにつきあってくれる。でも、心優しい1番目の子からは、彼女が送ってくれた自分の歌を目にすると、ただただ悲しく思っているのが伝わってきますのでね。それを乗り越えていくことは大切ですけれども、不当なことを悲しいと思う気持ちだって忘れてしまい過ぎては、それだって「人」ではないと、そうも思うだけです。
で、音楽関連では、たまたま2012年年末のMステスーパーライブに出演している福山君の映像を見つけまして、私はそれは使いたいと思ったのですが、それは本来であれば、お籠もり期間中の映像で私が目にしてはいけなかったものです。だから、それを使うのであれば、「誕生日に真白な百合を」も使え。「死の太母」を名乗るのであれば、それも受け止めることができるのか? って言われたわけで。この曲はですねえ、「故郷を捨てる」みたいな歌詞とか、「母が死ぬ」ということを連想させる歌詞とかがある上に、どう見ても「葬式」的な演出がされている歌なのでね。要するに、「私に家を出て死ね」って福山君が唄っている歌、というわけで、PVの福山君の顔には「この曲を取っちゃだめ」って書いてあるし、テレビでもすごく辛そうに唄ってますのでね。まあ、妻として、Mな旦那サマの苦しむ姿を楽しませて頂くために使わせて頂こうかと(苦笑)。っていうか、私がこの「呪い」にかかるわけないでしょ。兄さんは本気で私のことを呪うことなどできようはずもないし、私の方が結果的には力は彼よりも上のようですのでね。
で、あとはこの「嫌そうな顔して味方が唄う呪いの歌」ということで、華原朋美ちゃんの「LOVE IS ALL MUSIC」も頂いたわけで、これは私と2番目の子が遠回りして結ばれないように、という歌だと思う。朋ちゃんが私たちのためにしてくれたことも、いっぱいあると思うのですけれども、この歌は見ていると兄さんですらいやな感じがするほど禍々しいものらしいです。私も昔見た時に、朋ちゃんはなんて悲しそうな顔をして、この歌を歌っているんだろう、とずっと不思議に思っていたものですが、しかもこの歌の直後から朋ちゃんは小室と別れてしまって、その後たいへんな人生を送ってきたわけですから、そもそものこの歌も彼女にとってとても辛いものだったんだな、今ではと思います。でも、私はこの歌を敢えて使おうと思う。そうすることで、今まで朋ちゃんが尽くしてきてくれたことに少しでも報いることができれば、と思うからです。彼女もいろいろと歌を送ってくれたけれども、「I’m proud」と「LOVE BRACE」、「save your dream」は兄さんの曲で、「Hate tell a lie」は一番目の子の歌だと思う。でも、彼女は兄さんの曲を唄っている時が一番嬉しそうだから、一番兄さんを応援してくれている人なのだと思います。
で、その後は、泉水ちゃんの関わった曲で、今でも正当に使える曲を、ということでDEENの「Teenage Dream」を思い出したわけで。私は最近、2番目の子が失敗したことを、兄さんがずっと怒っていて、定期的に「あいつのことなんか忘れろ」みたいな歌を自分でも歌っていたのを知ってですねえ、1番目の子はあのことをどう思っていたのだろう、と思っていたのですが、「Teenage Dream」の中に「あいつはイイ奴さ」って出てくるのを見て、あー、そういう優しいことを言ってとりなしてくれるような優しい子だったんだな、と今になって分かったわけですが。まあ、でも今では家族は4人なわけですから、そこのところは忘れないで、兄さんのことも仲間はずれにしないようにね、ってそう思うわけですが(苦笑)。
それから、織田哲朗さんの「いつまでも変わらない愛を」を聴いてみたわけで、イントロが流れた時点で、兄さんが非常に嬉しそうにしてましたので、「あー、これは兄さんの曲だな。」と分かったわけですが。この曲の歌詞の中にも「終わらない」という言葉が出て来ますので、兄さん自身の歌や、兄さんに関するお歌には我が家を「終わらせよう」とする存在に対して「終わらない」という言霊で強く守ってくれようとしていたことが分かるわけです。でも、織田さんもスペインで旅行中に暴漢に襲われて声が出なくなってしまったりとか、たいへんなご苦労をされてたわけで。本当にありがとうございました、って言うしかないわけです。で、音楽関連の進捗はこのくらいかな、と思います。