夢その他

昨夜は、最初福山君が登場して、その次に家に侵入者があって、その次にGLAYのTAKUROとJIROちゃんが何故か家にいて、二人に侵入者の愚痴を私がえんえんとしゃべっている、という夢を見ました。我ながら脈絡のない夢だーー;。

 

本日は、壊れかかっているTVを出して、新しいTVを買いに行ったりしていました。で、家に帰ってきて、新しいTVの調整をしていたら、BSで「フェニキアのベス」とかいう神のことをやっていて、「すごいタイミングだ@@」と思いました。
お猿のベスは、「音楽の神様」みたいに紹介されていましたが、どうも「フェニキアのベス」という神がどう扱われていたのか気になって、調べてみましたら、リビアにあるサブレタ遺跡の「ベスの塔」という遺跡が有名らしいです。どうやらそこでは、ローマ、ギリシア、エジプトの神々がいっしょくたに祀られており、「ベスの塔」というのは、三角形の塔で、それぞれの面にベス、ヘラクレス、人々が彫られているようです。ヘラクレスはギリシア神話の英雄として扱われる存在ですので、割とフェニキアの「勇猛な力の象徴」として扱われていたのか、と感じます。この「力を象徴する三角形」は、もう少し時代が下ると、キリスト教のプロビデンスの目、そして更に時代が下るとメーソンの「目」に繋がっていくわけで、そもそも三角形を象徴としている点で、キリスト教は男性的な「力の象徴」を尊ぶ宗教であったことが分かるわけです。メーソンがその思想を受け継いでいるのであれば、少なくとも17世紀に至るまで、西洋では「三角形」は「男性的な力の象徴」として通用していたわけです。で、その起源の一つに「ベス」という神がいる、と。
「ベスの塔」がリビアにあるということは、フェニキアの中でも北アフリカの文化に近いものを持っているわけで、おそらくフェニキア本国よりもエジプト、ギリシア、ローマの影響は、特に時代が下るほど強くなっていたのだと思います。ベスは、古代エジプトの神とされていますが、子音構成からみるとローマのバッカスに近い名であり、カルタゴの太母、月の女神タニトは、エジプトのネイトに近い神であり、かつ葡萄の豊穣女神として現されますから、バッカス、タニト、ベスあたりは、「葡萄と酒の豊穣の神」として扱われる神々だったのだと思います。葡萄、特に赤ワインは、「神の怒りを鎮めるための植物神の血」として扱われますので、宗教的には「人の生き血」と等価です。要するに、これらの神々は、葡萄酒の豊穣を司る神、すなわち、「人の生き血の豊穣を司る死に神」ということになります。人の生き血を集めて歩くから、「勇猛な神」でもあるのだと思う。そして、得た生き血で自身も酔っ払う神であったのだと思います。
ということで、「カルタゴは、凶悪なワイン信仰が強すぎーー;」と思いながら調べていましたら、サブレタ遺跡からは、「レーダーとゼウス」のモザイクも発見された、とかということで、更に「@@!」となってしまったわけで。ホルンのボスの福山君の夢から始まって、ホルンのボスのゼウスの新知識で終わった一日でした。まあ、でも毎日がだいたいそんなようなものなわけですがーー;。