各地の不吉な神サマばかりを集めて、更に普通の神サマもどんどん不吉にして、
ともかくも
自分達以外のものは何でも破壊して殺し尽くせ
みたいに思っている人たちがいる、みたいな、気がするわけですが???
とにもかくにも、サティーみたいに、あちこちに散らばったものを集めつつ、纏めるためにまだ
資料採集中
です<(_ _)>。
月別: 2014年2月
資料採集の時代に入っております
暴風雨注意報のせいか大雪も降っております。
アナトリア考古学博物館の展示品で、
どうしてもフリーで使用できる画像が欲しい
というものがあったので、探しに探しまくった結果、見つけたわけです。だけど、資料を見て
???
と、またしてもなるわけです。なんというか、どうみても「女神」にしか見えないものにこれがまた
「God」
と書いてあるわけです。Estanが女神なのか男神なのか、ということに続いて、今度は
壁画でも アンドロギュヌス騒動かい! だって、見ればどっちか分かるのになんで???
というわけで、結論。
「蛇の杖」
を持っていて、
「翼の生えた帽子」
を持っていて、
その帽子を サンダル に変えるとどういうことになるのですかねえ?? ということになるわけです。
人の杖を盗んで、人の帽子を盗んだ
盗人たけだけしい 泥棒の神 に遠慮して 女神にできない ってこたないよね???
ということにーー;。どうみても
スカート履いてる女の子を 男 って言い張ったり、
本当は
嘘つきじゃなかった男の子を 嘘つきと泥棒 にしたり、
あとはなんでしたっけ? 無駄に騒がしい
ヤリーロ
ですか? これが本来の 印欧語族 の 「天の神」 であったのではないのですかねえ。自分達の神様を
太陽神から、無駄に騒がしい レボリル みたいな神サマにしちゃっていいんだ?
ということで、
泣きたいというよりは、 むむむ という感じなわけで、
印欧語族の天の神も、非印欧語族の天の神も、エジプト由来の叡智の月の神も
みんなで仲良く暮らしていたのに、 それをぶち壊した泥棒共 がいるということで。
須佐之男と天照大神と月読が仲良く暮らす世界を、過去においても未来においても求めるべし、と
ユースティティアが、もし実在するのであれば、そう言うのかもしれないと、そう思うわけです。
いろいろと
暴風注意報
が出ていそうというか何というか(苦笑)。
ゆずとmiwaちゃんは、常々すごいな、と思っていましたが、今日も良い具合に気合いが入った良いパフォーマンスだったと思うわけです。曲も私の好きな感じです。特に
「進めばいい」
っていうフレーズは心強いな、と思うわけです。
でも、もっと
すごい
と思ったのが
レボレボ
で、非常に久しぶりに見た気がするわけで、年をとっても元気なのは良いのですが、
暴言は吐くし、ステージは風が吹きまくり
ですし、まるで
祟り神のエンリルですか? みたいな(苦笑)。しかも、年とって歌い方にこぶしが入っている感じで、微妙に演歌調ですし。
ええとですねえ、常にレボレボの近くにいて、うれしそうにレボレボをつついているゆずと口先だけのレボレボとなんだか、非常に
象徴的かな
と思うわけです。でもって、最後に
「紙を食べてお腹いっぱい」
というレボレボなわけで。紙=神にひっかけると、
「神を食べてお腹いっぱい」
みたいな? 食べたのはパンでしょうか?? みたいな感じになるわけでして。歌の最中に舌も出してましたし、いろんな意味でリップサービスも含めて
サービス精神が無駄に旺盛すぎ、レボレボ!
って言いたくなるようなーー;。
「印欧語における「神」の語源について」
日記を更新するのが数日開いてしまいましたが、その原因は
印欧語における「神」の語源について
という記事を書いて、書いて、書きまくっていたからです。しかも、資料集めが相当タイヘンだったという。
まず、ヒッタイトのヘバト女神の資料が、ネット上のあちこちに少しずつ分散して載っているものだから、それを集めて整理整頓するのが、タイヘン。
で、セメレーとアルテミスの関係って何? と思ったときにwikipedia日本語版を見ると、「セメレーはトロイゼーンで昇天した」としか書いてない。英語版のサイトにはそのことすら書いてないーー;。で、「トロイゼーン」を調べると「イシス」の神殿があったとか書いてある。
イシスはアルテミスじゃない~
ということで、最後の手段で、セメレー&アルテミスを英語で検索しましたら、パウサニアスの書いた文章の英訳サイトがあって、そこには
トロイゼーンにアルテミス神殿があって、
そこは地下の冥界と地上と天上世界を繋ぐ場所、すなわち地上からみれば異界への入り口であって、それがアルテミス神殿であった
みたいに書いてあるわけです。(少なくとも私の脳みそではそう読めたわけで) で、そこに祀られているのは、
アルテミスにヒッポリュトスにアスクレーピオス
むむむ、私の嫌いな同業者がいるぞ??? というか、この組み合わせは、まさにローマにおける
ネミの森
の組み合わせではないですか。そこが、異界への入り口だということは、では、ローマにおける
ネミの森
もそういう場所だったんだ? フレイザーはそんなこと
一言も言ってなかったけど?
ということにまず愕然。というか、フレイザーを知っている人なら、ここが王殺しをしていたか否かは別として、精神世界においてはギリシャ版の
ネミの森
だってすぐ分かるはずなのに、なんでそういう重要なことがどこにも書いてないの? ということにも愕然。
でもって、神の怒りを受けて地獄に落とされて、でも最後に月に昇天するセメレーって、
どっかで聞いたことあるんですけど? ジブリの最新の映画とかで?
ということにまた愕然。(しかも月に関して地獄に堕ちる女神の再生神話ってそれはもろにニンリル、というところに唖然)
更に、トロイゼーン(Troezen)のTro-を接頭語とすれば、Tro-ezenとなるわけで、「Ezen?」
dとzという言葉が簡単に入れ替わるとすれば、それは
Eden
ってなるんでないの? 旧約とかいう本に「何とかの園」っていうのがあったよね? 確か??
それって、要はユダヤ版の
ネミの森
ってこと??? ということに 最愕然。
しかも、その後、フリーで仕えるヘバト女神の画像を求めて彷徨ううちに、
ポーランド語版wikipedia
に迷い込んでしまって、なんだかついに、「言語」というものの一線を越えてしまった気がするわけですがーー;。
そんなこんなで、
資料集めが超タイヘン
な文章となりました。でも、最後に「Lady Justice」までたどり着けたということで、よいしめくくりができたのではないかと思うわけです。
「三銃士」
これは日本でも有名な作品なわけですが、煎じ詰めていうと、ルイ13世から14世にかけて仕えた「ダルタニャン」という人物をモデルにした、フィクションで、ダルタニャンと彼の親友の「三銃士」との主に友情の物語なわけです。たしか、彼らの標語が
「一人は全てのために、全ては一人のために」
というもので、これも日本では有名だと思います。で、実はこれはフランスでも有名な物語で、「ダルタニャン物語」という、「ダルタニャン」の伝記物語なのです。要するに、フランス語版では、主人公ダルタニャンが人生という冒険に乗り出してから、死ぬまでが描かれている一大大河物語なのですが、何故か日本では、彼の最初の冒険の部分だけが「三銃士」として有名になっているように思います。確かフランスでは、話の全てが上下巻くらいに分かれて分厚い本で売られているとか、読んだことがある気がします。
この物語の全訳が昔日本語版でも出されていて、それを復刻したものがブッキングで出された時に買ってみたわけです。でも、買った当時は忙しくてあまり読んでいる暇がなくて、で、最近になって、全巻通して読んでみたわけです。で、そこで改めて目に止まった標語があるわけです。曰く
「イエズス会の総長になることは、全世界を動かす人物となることだ。」
で、この物語では、「イエズス会」というものが、西欧社会でどういうものと考えられているのかも書かれているわけです。なんだか、ずいぶん
おどろおどろしい感じ
です。この物語は西欧でも有名な物語で、昨日今日出たものでもないわけですから(デュマというのは日本でいえば江戸時代末期の人なわけですので)、西欧の人にとって、
この物語の中のイエズス会像って違和感のないもの
なんだと思うしかないわけです。おそらくダルタニャン物語の中で、一番衝撃を受けたのはまさに、「その点」だったわけです。そして、改めて、何故日本では、全巻通した出版ではなくて、最初の話である、「三銃士」のみであることが多いのだろう? 西欧で、「常識的」なものとなっている「イエズス会」の姿を知られたくないから??
と思ってしまうわけですね。そして、今改めて思うのですが、物語の最後では、ほとんどみな老いて死ぬわけです。まあ、主人公の一生の物語ですから。
アトスが死に、ポルトスが死に、一番若かったダルタニャンが死に、最後に
「世界を動かす力」
を手に入れて残ったものは、デュマの中で「死神」を暗に象徴していたのだろうか? と思います。きっと、彼は現代に生きている実在の人物だとしたら、イエズス会の総長に留まらず、ローマ法王にもなれたのであろうと思うのです。