「noon」の語源を求めてあちこちを彷徨っていたわけです。で、結局それは
「ninth」という言葉と同じ意味
だと分かったわけです。ninって、シュメール語で、「女性(女神)」という意味なわけです。で、一方ケルトで、
月の女神
のことを、リアンノンといって、Rhiannonと書きます。おそらく、Rhian-nonと分かれるのだと思われます。で、これが「偉大なる女王」という意味だそうです。ローマでは月の女神のことをルーナといって、Lunaと書きます。Lu-n-aと分解できるわけです。で、イタリア語では-aというのは女性名詞につく言葉のようです。またLというのは、ilという定冠詞が、男性形il、女性形loとなったものとのことですが、
一般名詞の定冠詞はかつては、Al等といって、地中海周辺地域の「神」を意味する接頭辞から変化したものです。ということは、本当の意味で「月」を意味するのは、ケルト語でもイタリア語でも
nonとか、naとか nではじまる言葉 であって、「女性」を示す言葉なわけです。シュメールでいうと、
Ningal
と同じ意味なわけ。全て 「偉大なる女」 という意味です。で、それが10進数で最大の「nine」に当てはめられているのかもしれません。
で、何がどうかというと、かくの如く、女性はこのように「月」に結びつけられるわけで、女性という言葉は
n-
という言葉につながるわけです。ということで、月は、n-という女性を介して、moonという言葉と交通性を有する。ということになります。こうして、
n-
がつく月の神様と
m-
がつく月の神様の両方が西洋社会にあふれかえることになったわけ。偉大なる「月の女神」、それを
moon woman
と呼ぶべきかと思うわけです。で、実のところ、これが西洋の dragon の正体なわけですが、一方では、東洋の「龍」は何かというと
great fire
と呼ぶべきなのだと思うわけです。ここまで来るのに、この体たらくなわけです。なにせ語学的センスが
nun
な私なものですからーー;。