1998年の4月に出された曲ということで、丁度私が「医学部」というところと縁を切った、まさにその頃に出された曲のようです。
なんだかんだ言って、どんなにたいへんな時期でも歌番組は比較的良く見続けていた気がしますので、この曲も発売された当時から知っていたと思います。今、歌詞を読み返してみると、結構タイムリーな曲だったかも? と思いますが、当時はそんなことを思う余裕は全くありませんでした。
当時は新しい場所で、自分の力でできる限り生きてみたい、とそう思っていて、
医者を辞めちゃったらどうなるんだろう?
とか、そんなことは
「これっぽっちも」
思っていませんでした。まあ、世の中の大半の人は、
「医者じゃなくても生活している」
わけですから。後から考えると、もっとやりようはあった気もするし、そうじゃない気もしますが、でも、あの時いろんなしがらみを全て蹴飛ばしきって思い切って私が辞めたことを、心の中で秘かに喜んでくれてた人たちは、実のところ当時思っていたよりも多かったような気もしないでもない気もするのですがーー;。
で、辞める時に東京方面に出て、PC関連の勉強をしたい、とは思っていたわけです。で、
どこに住もうか
と考えた時に、なにせ田舎者なものですから
「いきなり都会の真ん中に住むのも嫌だなー。」
と思って地図を見ていましたら、埼玉に
「大宮」
という所があって、東京にも割と近そうでしたし、昔から割と神話とか民話とか神社好きだったものですから、
「これは何か由緒ある大きな神社がありそう。」
と思って、埼玉に引っ越すことを決めたわけです。ま、で、大宮には有名な氷川神社があるというわけで。出雲系の氏族の末裔が出雲系の神に導かれて所変えした、と。これがあらゆる
「旅」
の始まりだったわけで、氷川の荒ぶる神・須佐之男が埼玉に住んでいた間、ずっと私の守り神であったわけです。