化氣神社(けぎじんじゃ)は岡山県加賀郡吉備中央町案田にある神社である。

祭神

祭神は、伊奢沙和氣神、武甕槌尊、經津主命、天兒屋根尊、比賣大神。

由緒

当社は備前国津高郡上田村案田化気山鎮座。第10代崇神天皇の10年孝霊天皇の皇子大吉備津彦命四道将軍の一員として吉備国に派遣 異母弟若日子武命と共に針間(播磨)国から本宮山の峯に来られた。この所に御食津神を祀られた。これは、越前国敦賀気比神社と同じく伊奢沙和氣神を祀る。この気比神社の社名を上下間違え、比を化と読み誤り社名が化気神社となったと言い伝えられる。その後44代元正天皇養老8年に皇子、西国の賊徒平定の為西下の途上、備前牛窓に御仮泊にわかに御脳有り諸郷丹心をこめて御脳平癒賊徒平定を祈請せられた時、長田庄本宮山の峯より霊光牛窓海上に映じご加護有り、奉賽の為、本宮山に行幸された。その途中、道に迷った時に白鹿が現れ教導した。是は、伊奢沙和氣神の霊験であると言われた。依って神宝に『いさざ王』と言う丈1尺8寸4分の鹿角を祀られた。
その後、大和漆上郡春日大明神4柱、武甕槌神、齋主神、天兒屋根神、比賣神を祀り、伊奢沙和氣神と合わせ5柱の祭神を祀る。

私的考察

岡山県の星神信仰は賀茂系氏族の神と考える。美星町には「星が降った」という伝承があるが、「高星神社」という名があることから赤磐市の高星山信仰の流れをくむ神社なのではないだろうか。島根県の星上山には「漁師が海に出ているときに嵐にあったが、星上山に星が宿って光ったおかげで港に帰り着くことができた」という伝承があり、こちらでは対照的に星神が迷惑な存在になっているのが面白い。
「ヒレダラ岩」とは「ヒル(日)+ダラ(雷)」という意味で、「火雷神」のことを指すのではないだろうか。賀茂系の神なら阿邇鉏髙日子根命でも良いと考える。

賀茂氏の神話を考えると、地上に降臨してきた阿邇鉏髙日子根命はイエス・キリストでもある、といえるのかもしれない。阿邇鉏髙日子根命は「賀茂別雷神」とも言われるとされるが、この神は父の存在がはっきりせず、しまいに昇天してしまう。この神話はイエスの生涯をなぞらえているのではないだろうか。

また「星尾」という言葉を「星王」とも解釈しているようで興味深い。各地の神社を調べていると、ときどき「尾」という言葉が付加されているように見える名前の神社がある。「尾」という言葉の意味を考えていたが、暗に「」という意味なのかとも想像できる。賀茂の星神・阿邇鉏髙日子根命が「星の王」でもあるという意味なのだろうか。地上に降ってきたのなら「地上の王」とも言えるのではないだろうか。

参考文献

カテゴリー::神社 :岡山県


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