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992 バイト追加 、 2022年9月30日 (金) 08:39
日本では縄文時代早期(約7000年前)のものとみられる木製櫛が佐賀市の東名遺跡から出土している<ref>2006-10-18, http://www.47news.jp/CN/200610/CN2006101801000634.html, 国内最古の木製くし出土 佐賀市の東名遺跡, 共同通信, 2008-10-10</ref>。縄文時代には刻歯式の竪櫛が用いられたが、古墳時代には結歯式の竪櫛が多用された<ref name="yamagata" />。奈良時代には大陸から横櫛が伝来し横型刻歯式の挽歯櫛が一般的になった<ref name="yamagata" >[http://www.yamagata-museum.jp/archive/news/n-99.pdf 山形県立博物館ニュース 第99号] 山形県立博物館、2019年10月1日閲覧。</ref>。江戸時代には髪を結い上げる習慣に伴って櫛などの髪を整える道具類が発達した<ref name="numazu" >[https://www.city.numazu.shizuoka.jp/kurashi/shisetsu/rekishiminzoku/dayori/pdf/193.pdf 沼津市歴史民俗資料館資料館だより vol.36 No.4] 沼津市歴史民俗資料館、2019年10月1日閲覧。</ref>。
素材は、獣の骨や木材一般から、より櫛に適した木(ツゲ、マユミなど)や竹、鼈甲、象牙、金属、合成樹脂製などへと多様化し、形状や美しさもより高度なものへと発展してきた。
== 私的考察 ==
櫛は「魂」に通じ、持ち主の魂の象徴であるように思う。櫛は日本語では「魂」に通じ、持ち主の魂の象徴であるように思う。かつ、西王母の髪飾りである[[玉勝]]が神話的起源だと考える。よって、'''櫛'''には
そして、それのみでなく、霊的に「'''持ち主を守る物'''」あるいは「'''持ち主が刺した者を害すもの'''」という意味があるように思う。櫛名田比売は田の神霊であると共に「'''田を(害する者から)守る神'''」でもあるのだと思う。* 大地や河川を留めてその秩序を守る。
伊邪那岐命の櫛は伊邪那岐命の命を守る道具として働く。同時に、伊邪那岐命には櫛を別のものに化生させる能力があることが示される。という意味があるように思う。 伊邪那岐命の櫛は[[西王母]]の[[玉勝]]が、伊邪那岐命の持ち物とされるようになり、黄泉の国の扉が開かれたりした場合、元の閉じられた状態に戻すためのアイテムとして使われるのはそのためではないだろうか。 [[櫛名田比売]]が櫛に変化するのは、[[櫛名田比売]]が[[西王母]]的な女神で、特に[[八俣遠呂智]]退治では勝利をもたらす軍神としての性質があることを示すものではないだろうか。([[櫛名田比売]]の項を参照のこと) == 櫛が登場する神話・伝承 ==* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=119 紡錘むすめ]:コミ共和国:知り合いのおばあさんから[[呪的逃走]]に使用する櫛を貰う。(→[[女・女神殺し型]])
== 関連項目 ==
* [[西王母]]* [[玉勝]]*[[櫛名田比売]]* [[呪的逃走]]
== 参考文献 ==
[[Category:用語]]
[[Category:アイテム]]
[[Category:呪的逃走]]

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