# 倒される神、あるいは非業の死を遂げる神
## 特に簡易的に兄弟あるいは類兄弟の片方が死ぬ(殺される)もの
# 天界あるいは類天界から追放される神(部分的な追放も含む)
# ときに追い払われる神
と3種類の伝承に分かれ、各地に分布していったものと思われる。その場合、炎帝に相当するトーテムは、おそらくミーノータウロスのように、やはり「牛」が主だったのではないだろうか。と主に3種類の伝承に分かれ、各地に分布していったものと思われる。その場合、炎帝に相当するトーテムは、おそらくミーノータウロスのように、やはり「牛」が主だったのではないだろうか。
| 因幡の白兎(日本) || 大国主命 || 八十神 || 兄弟(動物番) || △
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| 冥界訪問譚(日本) || 大国主命 || 須佐之男 須佐之男(後世に牛) || 婿と舅(動物番、難題婿) || あり
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| 怪物退治(ギリシア) || テーセウス || ミーノータウロス ミーノータウロス(牛) || 義兄弟(婿と小舅、怪物退治) || あり
|}
「倒す神比較表」を見ると、炎黄闘争とその類話には「助けてくれる妻」あるいは「類助けてくれる妻」に相当する女神あるいは女神的存在がいる場合があることが分かる。すなわち
# 勝者を助けてくれる妻神あるいは類妻神が存在する場合
## 時に妻神あるいは類妻神が勝者を妨害する場合
# 勝者を助けてくれる妻神あるいは類妻神等が存在しない場合
# 勝者を助けてくれるのが妻神あるいは類妻神以外の場合
の主に3パターンに分かれることが分かる。要は「敗者の負け方」と「助けてくれる妻の有無」の組み合わせで多くの神話・伝承のパターンが生じていることが分かる。
== 参考文献 ==
== 関連項目 ==
* [[黄帝]]
* [[炎帝神農]]
* [[涿鹿の戦い]]