[[ファイル:Takagi Toranosuke capturing a kappa underwater in the Tamura river.jpg|thumb|[[歌川国芳]]画、多嘉木虎之助。田村川で川虎(河童)を生け捕る図]]河童の由来は大まかに[[西日本]]と[[東日本]]に分けられ、西日本では[[河伯]]信仰に連なる大陸からの渡来とされるが、東日本では[[安倍晴明]]の[[式神]]、[[役小角]]の護法童子、[[飛騨の匠]]([[左甚五郎]]とも)が仕事を手伝わせるために作った人形が変じたものとされる。両腕が体内で繋がっている(腕を抜くと反対側の腕も抜けたという話がある)のは人形であったからともされる。大陸渡来の河童は[[猿猴]]と呼ばれ、その性質も中国の猴(中国では[[ニホンザル]]など在来種より大きな猿を猴と表記する)に類似する。河童の由来は大まかに西日本と東日本に分けられ、西日本では河伯信仰に連なる大陸からの渡来とされるが、東日本では安倍晴明の式神、役小角の護法童子、飛騨の匠(左甚五郎とも)が仕事を手伝わせるために作った'''人形'''を川に捨てたところ、河童に変じたとされる話がある<ref>「川に捨てられた人形」とは人身御供の形代を思わせるが、それが川の神(河童)と別のものから神と一体化する、というのではなく、'''直接川の神に変じる'''、という考え方は興味深いと思う。死者が直接'''神'''に変じる「'''御霊信仰'''」は柳田國男の得意とするところでもある。(新訂 妖怪談義、柳田國男、角川ソフィア文庫、2013年、110-111p)</ref>。両腕が体内で繋がっている(腕を抜くと反対側の腕も抜けたという話がある)のは人形であったからともされる。大陸渡来の河童は猿猴と呼ばれ、その性質も中国の猴(中国ではニホンザルなど在来種より大きな猿を猴と表記する)に類似する。