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大きく分けて、朝廷に属する[[品部]]（ともべ 大きく分けて、朝廷に属する品部（ともべ = 職業集団）と中央の忌部氏の[[部曲]]（かきべ 職業集団）と中央の忌部氏の部曲（かきべ = 私有民）の2種類が存在した。
[[File:Naru-jinja shaden.JPG|thumb|220px|right|{{center|[[鳴神社]]（[[和歌山県]][[和歌山市]]）}}]]
編集の要約なし
== 忌部 ==
'''忌部'''（いんべ）は、[[大化]]以前に設けられた[[部民]]の1つ。（いんべ）は、大化以前に設けられた部民の1つ。
=== 分布 ===
朝廷の品部としての「忌部」は、出雲・紀伊・阿波・讃岐が代表的なものとして明らかとなっている{{Sfn|<ref>忌部氏（国史）}}{{Sfn|</ref><ref>忌部氏（世界大百科）}}</ref>。『古語拾遺』では、天太玉命に従った5柱の神を「忌部五部神」として、各忌部の祖としている。
; 出雲忌部
:* 地域：[[出雲国]] 地域：出雲国 - 現在の[[島根県]][[松江市]]東忌部町・西忌部町周辺。現在の島根県松江市東忌部町・西忌部町周辺。:* 祖神：[[櫛明玉命]] 祖神：櫛明玉命 - 忌部五部神。
:* 職掌：玉の貢納
:* 関係地
:** [[忌部神社 (松江市)|忌部神社]]（島根県松江市）
; 紀伊忌部
:* 地域：[[紀伊国]][[名草郡]]御木郷・麁香郷地域：紀伊国名草郡御木郷・麁香郷
:*: 『古語拾遺』では「御木」は木を採る忌部、「麁香」<ref group="注">『古語拾遺』では、古語に正殿を「麁香」というとする。</ref>は殿を造る忌部がいたことによるとする。『[[和名類聚抄]]』では、紀伊国名草郡に忌部郷と神戸郷（忌部神戸か）が見え、和歌山県和歌山市鳴神の[[鳴神社]]付近に比定される<ref>「忌部郷（名草郡）」・「神戸郷（名草郡）」『日本歴史地名大系 31 和歌山県の地名』 平凡社、1983年。</ref>。
:* 祖神：[[彦狭知命]] - 忌部五部神。
