==== 私的考察 ====
[[File:Ancient_Parthian_relief_carving_of_the_god_Nergal_from_Hatra.jpeg|thumb|350px|イラクのハトラから出土した[[ウルスラグナ|バフラム]](ネルガル)の浮き彫り(シンクレティック・パルティア)紀元1、2世紀のもの。イランの英雄神[[ウルスラグナ|バフラム]]([[ウルスラグナ]])のレリーフとのこと。名前より[[ウルスラグナ]]とは北欧神話のオーディンのことと考える。]]
「謎の出雲帝国」(吉田大洋著、徳間書店、1980)で有名な富神社である<ref>管理人はこの本は持っているわけですが、シュメール? ペルシャじゃなくて? と思ってその先はあまり読んで・・・な・・・すみません(汗)。</ref>。出雲はむしろ調べれば調べるほど「賀茂」な気がするのだけれども、大国主命とその周辺が特異な神々であることは事実と考える。風葬があること、八束水臣津野命が水神であり、英雄神的な性質を持つこと、大国主命の冥界流譚は印欧語族の民話に良く見られる話であること、蛇神信仰が強いことから、富氏は'''イラン系'''の人々ではないかと個人的には考えている。八束水臣津野命はアフラ・マズダ兼[[ウルスラグナ|バフラム]]、天之冬衣命はミスラ、稲田姫命はアナーヒターと言えなくもないだろうか。アナーヒター女神は王権神授にも関連した女神であって、男性に自らの権威を授けることのできる女神ともいえる。