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1,514 バイト追加 、 2024年12月22日 (日) 20:18
==== 花喜山城光寺縁起・慈住寺縁起 ====
[[天照大御神|天照大神]]が八上行幸の際、行宮にふさわしい地を探したところ、一匹の白兎が現れた。白兎は[[天照大御神|天照大神]]の御装束を銜えて、霊石山頂付近の平地、現在の伊勢ヶ平まで案内し、そこで姿を消した。'''白兎は月読尊のご神体'''で、その後これを道祖白兎大明神と呼び、中山の尾続きの四ケ村の氏神として崇めたという<ref>中国神話では玉兎は嫦娥の供、あるいは嫦娥の化身とされており、[[啓思想]]1-2型の変換がみられる。月読命には兎のトーテムがあるようである。また、道祖神的な機能もあるようである。</ref>。
== ツクヨミの表記 ==
月神とは、どこかから「降りてくる」もので、祭祀も含め正しく扱えば人間の役に立ってくれるが、正しく扱わなければ災厄を起こすものであり、かつ人身御供を求める神だったと思われる。中国の[[竈神]]は、年末に天に戻り、新年にまた戻ってくる。彼の機嫌をとらないと、災いを持ってくるようである。
また年末・正月行事として「[[除夜]]([[除夕]])」という概念がある。中国では大晦日に「夕」という人身御供を求める化け物がでるので、これを除く習俗が必要とされる。「夕」とは「月のでの時間」のことも意味し、大晦日には疫神である月神の「夕」が地上に餌を求め降りてくる、という概念があったかもしれないと思う。降りてきたものは天に返さねばならない、ということで火を燃やしたり、大きな音を鳴らした、とのことで、日本ではこれが「除夜の鐘」となったと考える。韓国の正月行事には「タルチッテウギ」(「月の家を燃やす」)という、月の出に火を燃やす行事がある。これも元は)」という概念がある。中国では大晦日に「夕」という人身御供を求める化け物がでるので、これを除く習俗が必要とされる。「夕」とは「月の出の時間」のことも意味し、大晦日には疫神である月神の「夕」が地上に餌を求め降りてくる、という概念があったかもしれないと思う。降りてきたものは天に返さねばならない、ということで火を燃やしたり、大きな音を鳴らした、とのことで、日本ではこれが「除夜の鐘」となったと考える。韓国の正月行事には「タルチッテウギ」(「月の家を燃やす」)という、月の出に火を燃やす行事がある。これも元は[[除夕]]の行事であって、月神に関する祭祀だったのではないだろうか。の行事であって、月神を天に戻すことに関する祭祀だったのではないだろうか。
=== 月読命と須佐之男命について ===
月読命と[[須佐之男命]]は「同じ神」と考える。そもそも日本の[[年神]]とは[[須佐之男命]]の別形態といえるのだが、暦に関する神でもあるとすれば、月読命の別形態といえる。また、月読命もの別形態といえるのだが、暦に関する神でもあるとすれば、月読命の別形態ともいえる。また、月読命も[[須佐之男命]]も「妻殺し」の神で性質が一致している。
=== 月読命と須佐之男命について 月読命と天目一箇神について ===天目一箇神の別名を[[弥加宜神社|天御影大神]]という。産業に関する火の神ともいえ、月読命の別名と考える。 === 月読命と月の女神について ===「火山の神」が「月神」を兼ねるのであれば、女神に関してもそのように述べることができるのではないか、と考える。鹿児島市の月讀神社には木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)が祀られており、この女神は富士山の女神として有名である。そして富士山も火山である。これを「桜島の女神」として捉えた場合、[[神阿多都比売]]とした方が相応しいと考える。木花咲耶姫命、[[神阿多都比売]]は「月の女神」としての性質が強い女神かと考える。 籠神社では[[豊受大神]]が月の女神にもなる、としており、[[保食神]]が[[豊受大神]]と同一視されるのであれば、[[豊受大神]]と似た性質の女神達にも「月女神」としての要素が含まれると考える。月読命は[[保食神]]を殺すのだから、月の女神は、月の男神に倒される存在といえる。そして、火山の女神とした場合には、「疫神」としての性質もあるように思う。女神を「月の女神(火山の女神)」としてしまうと、時に彼女は倒されなければならない存在になってしまうし、夫の「月神」に倒される、ということになってしまうようである。
== 参考文献 ==
* [[天月神命]]:秦氏系と思われる汎用性の高い月神
* [[須佐之男命]]:月読命と同じ神。
** [[年神]]
** [[竈神]]
** [[除夜]]
** [[除夕]]
** [[年獣]]
** [[左義長]]
* [[ディオニューソス]]:植物神であり、「殺す神」であるところが一致している。月がもたらす「狂気」と関連している。
* [[祝融型神]]
* [[桂男]]:月にある桂の木を切り続ける男のこと
* [[常世神]]:月読命の'''妻'''といえる神
== 起源 ==
* [[嫦娥]];不老不死の薬を持って逃げた月の女神である。
 
=== 馬をトーテムとする神 ===
* [[鯀]]
== 注釈 ==
[[Category:疫神]]
[[Category:牛]]
[[Category:馬]]
[[Category:兎]]

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