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大抵の神話は「'''ここから派生した'''」といえそうなプロットを仮に作ってみた。黄帝と祝融(炎帝)との対立をベースにしている。」といえそうなプロットを仮に作ってみた。[[黄帝]]と[[祝融]]([[炎帝]])との対立をベースにしている。
== 本来あったと思われる伝承のプロット ==
</tr>
  <tr>
<td>西王母的妻</td><td>譚華丹</td><td></td><td>甘基王([[盤瓠]]風)風・蛙)</td><td>ヤオ族の[[羿]]的神話との対比</td>
</tr>
  <tr>
<td>[[嫦娥]]</td><td>[[羿]]</td><td></td><td>[[逢蒙]]・[[黒耳]]</td><td>[[羿]]神話との対比</td> </tr>  <tr> <td></td><td>蛙[[羿]]</td><td></td><td>干ばつ(複数の太陽)</td><td>土家族神話との対比<ref>百田弥栄子『中国の伝承曼荼羅』三弥井民俗選書、1999年、135-136頁</ref></td> </tr>  <tr> <td></td><td>蛙</td><td></td><td>雷神</td><td>壮族神話との対比<ref>百田弥栄子『中国の伝承曼荼羅』三弥井民俗選書、1999年、136頁</ref></td>
</tr>
  <tr>
=== 14 ===
14.また、時代が下って姫補佐官と姜女王が仲の良い夫婦であった、という伝承も希薄になってきた。炎帝と姜女王が姉弟だったことも。そして、14.また、時代が下って姫補佐官と姜女王が仲の良い夫婦であった、という伝承も希薄になってきた。炎帝と姜女王が姉弟だったことも。そして、新たに'''夫の姜王子に殺された蚕王女の化身に見立てた若い娘が狙い撃ちのように人身御供に立てられるようになった'''。これは子孫が姜王子の霊に妻を与えて、これを慰撫するためのものだった。姜王子は生きている時にとても恐ろしい男だったので、鬼神となった後も人々は彼を恐れていた。それに、姜王子は饕餮補佐官の生まれかわりとも考えられていたので、彼が再び生まれかわってくるかもしれない、と人々はそれも恐れていた。彼に敵だと見なされたら、それだけで身が危ういと皆考えていた。
ともかく、'''女は女であるだけで悪いのだ'''、とされるようになり、殺された女性たちは「芋の母」とか「蚕の母」とみなされるようになった。
=== 15 ===
15.そしてとても長い年月が流れた。その王室の子孫たちは、姜王子にならって、本当に先祖の姫補佐官のことを邪魔者だと思っていたし、'''姜女王の事を一族を裏切った悪い女だと思っていた'''。でも、自分たちが直接人身御供を立て続けていたら、親殺しの先祖の姜王子が非難されるし、文明が進んで殺人もだんだん悪いこととされるようになってきた。そこで、裏から人を操って、自分たちの政敵や標的を、「。子供たちを育てて、夫の姜王子に使えた、妹の姜王妃のことは、「'''良い王妃だった。'''」と褒め称える人たちと、「'''夫の姜王子を操った悪い王妃だった。'''」と悪く言う人に分かれた。 そして、子孫たちは直接人身御供を立て続けていたら、親殺しの先祖の姜王子が非難されるようになってきたし、文明が進んで殺人もだんだん悪いこととされるようになってきた。そこで、裏から人を操って、自分たちの政敵や標的を、「'''他人に人身御供として殺させる'''」ようになった。そうして自分たちの先祖からは、姜女王、姫補佐官、饕餮補佐官の名前を隠してしまった。そして、自分たちの名前も隠してしまったので、今ではもう姜という名前は、自分たちでは知っているけれども、名乗っていないのである。 == 私的解説 ==13項の図にあるように、[[黄帝]]、[[羿]]、[[槃瓠]]、ときに蛙トーテムの人は「'''同じ神'''」であると管理人は考える。 * 彼らはたいてい、干ばつ、ときに水害と闘い* 息子的な存在と対立して、だいたい殺されてしまう* (人身御供を禁じる側である) という共通した特徴があるように思う。 == 脚注 ==
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[[Category:伝承列伝]]

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