差分

[[児玉彦命]]、大神の御子[[片倉辺命]]の御子なり。大神の御言の{{読み仮名|随|まにま}}に、千鹿頭神の跡を継ぎて祭政を主る。[[タケミナカタ#御子神|守達神]]の御子・の御子なり。大神の御言の随（まにま）に、千鹿頭神の跡を継ぎて祭政を主る。守達神の御子・[[美都多麻比売神]]を娶りて、[[八櫛神|{{読み仮名|八櫛|やくし}}神]]を生む。<ref name="Moriyakeifu" /><ref name="nomotochikato">野本三吉「千鹿頭神へのアプローチ」『諏訪信仰の発生と展開』 古部族研究会編、人間社、2018年、333-336頁。</ref><ref name="imai117">今井野菊 「お諏訪さま信仰と神の長」『神々の里 古代諏訪物語』 国書刊行会、1976年、117-118頁。</ref></blockquote>

『系譜』には千鹿頭神が宇良古比売命を娶って、宇良古山（現在の[[松本市]][[神田 (松本市)|神田]]）に移ったと書かれていることから、千鹿頭神が諏訪から離れた（もしくは追われた）ことにつれて、[[諏訪氏|神氏]]（建御名方神の子孫）が洩矢の祭祀を肩代わりして、土着の洩矢神の血族は断絶してしまったという見方がある『系譜』には千鹿頭神が宇良古比売命を娶って、宇良古山（現在の松本市神田）に移ったと書かれていることから、千鹿頭神が'''諏訪から離れた（もしくは追われた）'''ことにつれて、神氏（建御名方神の子孫）が洩矢の祭祀を肩代わりして、土着の洩矢神の血族は断絶してしまったという見方がある<ref name="nomotochikato" /><ref name="takabe">『続・高部の文化財』高部歴史編纂委員会編、2006年、31頁。</ref>。それにもかかわらず、一子相伝の祭祀を受け継いだ守矢氏は洩矢神を祖先として敬っている<ref name="moriya" />。