20,029
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→私的考察
== 私的考察 ==
大宜都比売は[[須佐之男命]]に殺されて、穀物を発生せしめたはずなのだが、その性質を拡大させて稲作全般の「母神」のように取り扱われているように思う。その性質を拡大させるために、[[羽山戸神]]と組み合わせている。[[羽山戸神]]は[[須佐之男命]]の別名（系譜の上では孫神）であって、[[須佐之男命]]に「'''山の神'''」としての性質を付加する神ではないだろうか。そうすることで、「'''山から降りてくる田の神'''」を[[須佐之男命]]のこと、とすることができるように思う。
また'''[[曙立王|若狭那売神]]'''は[[佐保姫]]と同一視されることで、[[豊受大神]]といった他の豊穣の女神達とも同一視できるように設定されていると感じる。
[[年神|大年神]]は疫神として設定されているので、これも[[須佐之男命]]の一形態として良いのかもしれない、と考える。
== 参考文献 ==
