一般に、丹後地方における羽衣伝承の発端とされる「比治山の真名井」は、磯砂山の女池と考えられている。
=== 磯砂山 ===
、京都府京丹後市峰山町と京丹後市大宮町にまたがる山。丹後半島の付け根に位置する<ref name="磯砂山の昔ばなしp65">松本寅太郎『磯砂山の昔ばなし』映人社、2004年、65頁</ref>。標高は661mであり<ref name="YAMAKEI Online"/>、大江山と太鼓山に次いで丹後地方で3番目に高い山とされる<ref name="朝日19901002">羽衣伝説の磯砂山整備 峰山町 頂上にレリーフやモニュメント, 朝日新聞, 1990-10-02</ref>。「京都の自然200選」に選定されている<ref name="京都の自然200選"/>。
現在は磯砂山(いさなごさん)という名称が用いられることが多いが、クジラの古名である「いさな」の子に形状が似ているからだとする説がある<ref>松本寅太郎『磯砂山の昔ばなし』映人社、2004年、72頁</ref>。
別称として、'''比治山'''(ひじやま)<ref name="京都府の山2017"/><ref name="角川日本地名大事典"/><ref name="京都府山岳総覧">ナカニシヤ出版 (2016)、32-33頁</ref><ref name="朝日19980821"/>、'''真名井岳'''<ref name="京都府の山2017"/><ref name="朝日19980821"/>/'''真名為岳'''<ref name="角川日本地名大事典"/>(まないだけ)、'''足占山'''(あしうらやま)<ref name="京都府の山2017"/><ref name="角川日本地名大事典"/><ref name="京都府山岳総覧"/><ref name="朝日19980821"/>、'''比沼山'''<ref name="京都府山岳総覧"/>、'''伊佐山'''<ref name="京都府山岳総覧"/>、'''白雲山'''<ref name="京都府山岳総覧"/><ref name="朝日19980821"/>、'''鳶尾山'''<ref name="京都府山岳総覧"/>などがある。
== 多久神社(丹後) ==