また島根県石見地方に伝わる伝説には、大気都比売神の娘に[[乙子狭姫]]がおり、雁に乗って降臨し作物の種を地上に伝えたとする。
== 羽山戸神と大気都比売神 ==
[[年神|大年神]]の子、羽山戸神と大気都比売神の間に以下の子神がいる、とされる。'''羽山戸神'''とは'''須佐之男命'''のことであろう。
* [[若山咋神]](わかやまくい) - 山の神。
* 若年神(わかとし)
* '''[[若狭那売神]]'''(わかさなめ) - 田植えをする早乙女の意。佐保姫と同一視される。
* [[弥豆麻岐神]](みづまき) - 水撒き・灌漑の神。
* [[夏高津日神]](なつたかのひ) - 別名 夏之売神(なつのめ)。夏の高く照る日の神の意。「夏」の文字は記紀の神話全体で季節の名としては現れず、この神の名として現れるのみである。
* [[秋毘売神]](あきびめ) - 秋の女神。
* [[久久年神]](くくとし) - 稲の茎が伸びることの意。
* [[久久紀若室葛根神]](くくきわかむろつなね) - 別名 若室葛根(わかむろつなね)。新しい室を建てて葛の綱で結ぶの意。新嘗祭のための屋舎を建てることと考えられる。
== 解説 ==